明治安田生命J2リーグは18、19日に第14節が開催される。
前節首位に浮上した山形は、アウェイで徳島と対戦。3連勝と好調を維持するなか、前節は千葉相手に3ゴールを奪取。攻撃面にも迫力が生まれており、勢いはさらに加速していきそうな気配だ。対する徳島は前節、柏に惜敗。チャンスは作れているだけに、フィニッシュ精度の向上が求められるだろう。
水戸は前節、初黒星を喫し2位に転落。今節は巻き返しの一戦となる。前節は攻撃面に課題を残しただけに、最後の局面をいかに崩していくかがテーマとなる。対戦相手の柏は前節、徳島に勝利を収め、6試合ぶりの白星を手にした。1点を守り抜く勝負強さを示しており、この良い流れを今節にも持ち込みたいところだ。
9試合負けなしを続ける大宮は、ホームに栃木を迎える。前節は土壇場で追いつかれ、山口と引き分けた。隙を見せた終盤の戦いに修正を図りたい。対する栃木は甲府に競り勝ち、8試合ぶりに勝点3を手にした。4試合連続ゴール中の大黒 将志に、今節も大きな期待がかかる。
4位に浮上した金沢は、ホームで長崎と対戦。リーグ最多の21得点を記録する攻撃力が光り、前節も岐阜との打ち合いを制している。好調の大石 竜平が攻撃を牽引する存在となるだろう。一方の長崎も調子を上げつつある。前節は新潟に3-2と勝利。こちらは、ここ5試合で4得点を記録する呉屋 大翔が注目選手となる。
2連勝中の京都は、町田の本拠地に乗り込む。ここ2試合で5得点と攻撃陣が好調で、今節も相手を押し込む戦いを実現しそうだ。一方の町田は4試合未勝利と、なかなか調子が上がってこない。課題の得点力不足をいかに解消できるか。新たなタレントの台頭が待たれるところだ。
甲府は2連敗で7位に転落。上位に食らいつくためにも正念場の一戦となる。今節はアウェイで福岡と対戦。前節不発に終わった攻撃陣の奮起が求められる。福岡も3戦未勝利と元気がない。こちらは失点が続く守備組織の整備が喫緊の課題となる。
琉球はアウェイで岡山と対戦。ホームでは勝負強さを示しているが、アウェイでは今季わずかに1勝のみ。苦手とする敵地での一戦をものにし、勢いを取り戻せるか。岡山は2連敗と苦戦が続く。イ ヨンジェの奮闘が光るものの、勝機を高めるためにも他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。
新潟はホームに愛媛を迎える。前節は長崎に2-3と敗戦。レオナルドが調子を上げているのは好材料だが、隙を見せた守備面の修正がテーマとなるだろう。愛媛は5試合未勝利で21位に転落。こちらも5試合で9失点の守備組織にテコ入れを図りたい。
14位に沈む横浜FCは、前節終了後に監督交代を決断。今節より下平 隆宏新監督の下でリスタートを切る。低迷するチームをいかに立て直すのか。その手腕に大きな注目が集まる。横浜FCをホームに迎える鹿児島は前節、愛媛に3-0と快勝。標榜する攻撃スタイルが徐々に形になってきており、上昇の気配を漂わせている。
山口はホームで東京Vと対戦。3試合勝利がないものの、前節は終了間際のゴールで追いつき、大宮と引き分けた。持ち前の攻撃力がよみがえりつつあるなか、ホームで白星を手にし、復調のきっかけを見出したい。東京Vは5試合負けなしで11位に順位を上げた。現在は2連勝中で、勢いを加速させている。ギャリー ジョン ホワイト監督のスタイルが徐々に浸透してきており、さらなる浮上も狙えるだろう。
千葉はホームに岐阜を迎える。監督交代後もなかなか状況は好転せず、17位に沈む。前節は山形に3失点の完敗。苦境を乗り越えるには佐藤 寿人らベテランの力が求められるかもしれない。岐阜は前節、金沢に敗れ、最下位に転落。それでも新加入の前田 遼一がここ2試合で3得点をマーク。実績十分のストライカーが、今節も重要な役割を担いそうだ。
■各試合の見どころをチェック
大宮vs栃木
新潟vs愛媛
福岡vs甲府
鹿児島vs横浜FC
水戸vs柏
金沢vs長崎
山口vs東京V
徳島vs山形
千葉vs岐阜
町田vs京都
岡山vs琉球