開幕から約1か月が経過した今季のJリーグでは、10代の選手の台頭が目立っている。
ここでは今季のJ1、J2において10代の選手(開幕時の年齢が19歳以下)の出場時間をランキング化。各スタッツとともに彼らの活躍ぶりを紹介していく。
5節まで消化したJ1では、9人の10代の選手が出場機会を得ている。最多出場時間を記録したのは、広島のGK大迫 敬介だ。昨季までの守護神・林 卓人の負傷により開幕スタメンを勝ち取った大迫は、ここまで全5試合にフル出場。失点はわずかに1と、スタートダッシュに成功した広島の躍進に貢献している。
フィールドプレーヤーでトップに立ったのは、FC東京の久保 建英だ。今季、横浜FMから復帰した脅威の17歳は、途中出場となった第5節の浦和戦を除き、4試合にスタメン出場。各項目で高い数値を記録しているように、こちらも好スタートを切ったFC東京の攻撃を牽引している。
鳥栖の17歳、松岡 大起は3位にランクイン。カレーラス監督から高い評価を受け、出場機会を増やしている。清水の滝 裕太は2年目の今季にリーグデビューを果たし、プロ初ゴールを含む2ゴールと、ブレイクの予感を漂わせている。広島のルーキーコンビもすでに戦力に数えられ、途中出場から流れを変える役割を担っている。
6節までを終えたJ2では、新潟の渡邊 泰基が全試合にフル出場。昨季からポジションを掴んでいたが、2年目の今季はさらに不可欠な選手へと成長を遂げている。ほかにも京都のルーキー福岡 慎平、横浜FCの17歳、斉藤 光毅ら、J2でも10代の選手の存在感が、日増しに高まっているようだ。
10代選手のリーグ戦出場時間ランキング
データ提供:データスタジアム