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昇格組の琉球がビッグサプライズを提供。千葉は早くも監督交代を慣行【マンスリーレポート(2、3月):明治安田J2】

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2019年4月1日(月) 13:00

昇格組の琉球がビッグサプライズを提供。千葉は早くも監督交代を慣行【マンスリーレポート(2、3月):明治安田J2】

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昇格組の琉球がビッグサプライズを提供。千葉は早くも監督交代を慣行【マンスリーレポート(2、3月):明治安田J2】
6試合で8得点と圧巻の決定力を示し、チームを牽引する鈴木 孝司(#9)。4月も琉球の戦いから目が離せない

明治安田生命J2リーグは、サプライズ満載の序盤戦となった。6節を終えて首位に立つのは、J3から昇格してきた琉球だ。ここまで4勝2分と無敗をキープ。躍進の最大の要因は、リーグ最多14得点を挙げている攻撃力だ。

昨季のJ3でも攻撃力は群を抜いていたが、舞台が変わってもその勢いはとどまることを知らない。しかも昨季とは監督が異なるなかでもスタイルを保てているのが、何よりの驚きだ。チームを牽引するのは新加入の鈴木 孝司だ。6試合で8得点と圧巻の決定力を示している。果たしてこの勢いはどこまで続くのか。4月も琉球の戦いから目が離せない。

琉球と同勝点で2位につける水戸の奮闘も光る。こちらは6試合で2失点の堅守が売り。2年目を迎えた長谷部 茂利監督のもとで強固な守備組織を手にしており、隙のない戦いを実現している。甲府も無敗を保ち、3位に位置する。ここ2試合は勝ち切れていないが、ピーター ウタカをはじめとする前線の攻撃力は、リーグ屈指の破壊力を秘めている。

1年でのJ1復帰を目指す柏は開幕4連勝と好スタートを切ったものの、その後に2連敗。攻め込みながらも決め手を欠く試合が目につくだけに、フィニッシュ精度の向上が巻き返しのポイントとなる。

同じくJ1復帰を目指す長崎はなかなか調子が上がってこない。手倉森 誠新監督のもと、安定した守備を実現しているが、6試合でわずか2得点の攻撃面にテコ入れを図りたいところだ。

山形、岡山、京都と昨季は中位以下にとどまったチームも、上々のスタートを切った一方、横浜FC、町田、大宮、東京Vと昨季の上位陣はやや苦しいスタートとなった。とりわけ新監督を迎えた大宮と東京Vは、新たなスタイルを浸透させるには、しばらく時間がかかりそうだ。

琉球とともにJ3から昇格した鹿児島は、開幕戦で勝利を手にしたものの、その後は5試合勝利なし。ここ4試合はすべて無得点と、J2の壁に苦しんでいる。昨季まで琉球を率いて攻撃サッカーの礎を築いた金 鍾成新監督が、いかにこの状況を打開するのか。その手腕に注目が集まる。

後任の江尻 篤彦監督(千葉)は、就任2試合目で初勝利をもたらしており、今後の巻き返しに期待が持てそうだ
後任の江尻 篤彦監督(千葉)は、就任2試合目で初勝利をもたらしており、今後の巻き返しに期待が持てそうだ

開幕から未勝利だった千葉は、第4節終了後に早くも監督交代に踏み切った。後を引き継いだ江尻 篤彦監督は、就任2試合目で初勝利をもたらしており、今後の巻き返しに期待が持てそうだ。

苦しいのは福岡だ。今季よりファビオ ペッキア新監督を迎えたものの、ここまでわずか1勝で最下位に沈む。攻守両面に不安を抱えるなか、戦術だけでなく、選手の起用法も含め、大胆な改革が求められてくるかもしれない。

明治安田生命J2リーグ結果(2月)
明治安田生命J2リーグ結果(3月)

 

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