2019年1月11日(金) 19:20
小林(川崎F)と長澤(浦和)が登場!今季最初のタイトルへの思いを語る【会見レポート:FUJI XEROX SUPER CUP 2019】
新シーズンの幕開けを告げる「FUJI XEROX SUPER CUP 2019」が2月16日(土)に埼玉スタジアム2002で開催される。今年は昨年のJリーグ王者である川崎フロンターレと、天皇杯覇者の浦和レッズが対戦。新シーズンを占うビッグマッチに先駆け、1月11日に両チームの選手が登壇しての記者会見が行われた。
川崎Fからは小林 悠、浦和からは長澤 和輝が出席し、それぞれが大会に向けての意気込みを語っている。
「FUJI XEROX SUPER CUPはJリーグの優勝チームと天皇杯優勝チームしか出られない大会なので、非常にうれしく思っています。今年最初の公式戦ということで、チームとしていいスタートが切れるように、一丸となって頑張っていきたいと思います」
そう語ったのは小林。昨年の大会ではセレッソ大阪に敗れているだけに、リベンジの想いも強いだろう。
一方の長澤は「今年1年を占ううえで、最初の公式戦でしっかりとチャンピオンを取ることは大切なことだと思っています。川崎フロンターレという今のJリーグで一番強いチーム相手にしっかりと僕たちの力を見せるいい機会だと思いますので、勝利に向けて精いっぱい戦いたいと思います」と、決意を述べた。
シーズン最初の公式戦ということで、両チームにとって難しさもあるだろう。小林は「コンディションの部分だったり、コンビネーションだったりが完全に上がっていないなかで、どう勝つか。そこに難しさがあるのかなと思います」と持論を語り、長澤も「キャンプで自分たちが作り上げていくサッカーと、一発勝負で勝ちに行くサッカーとでは多少違いが出てくると思いますが、あくまでこの大会に勝利するところにフォーカスを当てて戦いたいと思います」と、結果にこだわる姿勢を見せた。
お互いのチームの印象について、両選手は次のように語っている。
「浦和は強いチームですし、リスペクトもしています。勝利に対して貪欲な監督の想いが、選手にも伝わっていると昨年戦って感じたので、すごく手ごわい相手という印象です」(小林)
「どんどん攻撃の精度が上がっていると感じます。前線の選手たちが攻撃の絵を共有できていて、素晴らしいゴールが生まれていますし、今年はブラジルの選手が何人も加入したので、さらに力強くなるんじゃないかなと思います」(長澤)
その新戦力に関しては、両チームともにまだ本格始動していないだけに、不透明な部分もあるというが、小林は「入ってくる選手は身長の高い選手が多いので、セットプレーがカギになると思う。背の高い選手が入ってくるのはチームにとって大きいと思います」とコメント。
長澤は「杉本(健勇)選手だったり、山中(亮輔)選手だったり、それぞれが個人の能力を持った選手が入ってくるので、彼らが今のチームにどう融合して、どんなサッカーができるのかを、個人的には楽しみにしています」と期待感を語っている。
両チームの熱い戦いが期待される一方で、大会当日は、U-18Jリーグ選抜と日本高校サッカー選抜が対戦する「NEXT GENERATION MATCH」が行われるほか、恒例の「Jリーグマスコット総選挙」や各スタジアムのグルメが堪能できる「グルメパーク」も開催される。また人気ボーカルグループのLittle Glee Monsterが国歌斉唱を行い、ハーフタイムにはライブも実施することが決定。会見に同席したJリーグの木村 正明専務理事は「家族でいらしていただいても楽しい大会を目指して準備しています。ぜひ、スタジアムにいらしていただきたい」と、来場を呼び掛けた。
リーグ3連覇を狙う川崎Fが新シーズンに向けて弾みをつける勝利を得られるか。それとも大型補強で活性化する浦和がリーグ王者に土をつけられるか。注目の一戦は、2月16日、13時35分にキックオフされる。