昨季のJ1リーグ第32節、埼玉スタジアム2002での一戦で浦和レッズを下したガンバ大阪は、そのまま一気にリーグの頂点まで上り詰めた。一方の浦和は大観衆で埋まったホーム戦で痛恨の一敗を喫してチームが瓦解し、最終的にタイトルを逃す屈辱を味わった。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は今回の試合後の記者会見でこう述べている。
「ここにいる皆さんは、約半年前にどういうことが起きたのかを知っている。我々は昨年、タイトルを獲るチャンスがありながら逃した過去がある。シーズンが変わって気持ちは切り替わったが、昨年の苦い敗戦は私の心の中に残っていた」