ギラヴァンツ北九州は30日、GK山岸 範宏が今季限りで現役引退することを発表しました。
山岸は2001年に浦和レッズに加入し、2006年のＪ１リーグ優勝など多くのタイトルを獲得。2014年にモンテディオ山形に移籍し、Ｊ１昇格に大きく貢献しました。北九州には2017年より在籍し、今季の明治安田生命Ｊ３リーグでは5試合に出場しました（第33節終了時）。
18年に渡る現役生活では、Ｊ１通算171試合、Ｊ２通算65試合、Ｊ３通算22試合に出場。2014年の昇格プレーオフではゴールも記録しています。
クラブを通じて山岸は、以下のようにコメントしています。
「今シーズンを以て現役を引退する決意を致しました。ファン・サポーターの皆さま、ホームタウンやスポンサー企業の皆さま、ピッチで苦楽を共にしたチームメイト、どんな時でも力になってくれたスタッフ、多くの方々に支えられてプロサッカー選手として18年間を過ごす事が出来ました。本当にありがとうございました。
中京大学を卒業し浦和レッズでプロのキャリアをスタートさせていただいてからモンテディオ山形、ギラヴァンツ北九州で過ごした18年間を振り返ると、思い通りの結果を掴めた経験よりも悔しい思いを味わったことの方が多かった様に思います。元から不器用だった自分ですが、その悔しさをエネルギーに変え、ただがむしゃらに努力を続けた結果が今の自分を創ってくれたと感じています。
今後につきましては現時点では何も決まってはおりませんが、自分がこの18年間で培った経験や得た財産を還元し、今後のゴールキーパーの育成、サッカーの発展に携わっていけるよう指導者としての道を歩み始めたいと考えております。チームの力になれるのも残り数日になりましたが、最後まで自分らしく全力で取り組んでいきたいと思います。本当にありがとうございました」
なお、12月2日に開催される明治安田生命Ｊ３リーグ第34節の福島ユナイテッドＦＣ戦後に、引退セレモニーが行われる予定となっています。
