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着実に勝点を積み重ねる松本が首位に。勢いに乗る徳島が昇格戦線のカギを握る【マンスリーレポート(9月):明治安田J2】

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2018年10月3日(水) 16:50

着実に勝点を積み重ねる松本が首位に。勢いに乗る徳島が昇格戦線のカギを握る【マンスリーレポート(9月):明治安田J2】

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着実に勝点を積み重ねる松本が首位に。勢いに乗る徳島が昇格戦線のカギを握る【マンスリーレポート(9月):明治安田J2】
松本は勝ち切れない試合も目立ったが、それでも堅守は保たれているだけにこのまま最後まで優勝争いを牽引していきそうだ

明治安田生命J2リーグは第35節まで消化。優勝、自動昇格、昇格プレーオフ進出、残留と、それぞれの争いがいよいよ佳境を迎えている。9月は5節が行われ、順延試合をこなしたチームは6試合、もしくは7試合を戦った。

首位の松本は2勝3分と負けはなかったが、勝ち切れない試合も目立った。それでも堅守は保たれているだけに、このまま最後まで優勝争いを牽引していきそうだ。勢いに乗るのは2位の大分だ。福岡に敗れたものの、その後は4連勝。4試合で13得点を奪う攻撃力は圧巻で、首位の松本に2ポイント差に迫った。

町田は首位の座を守っていたものの、ここへきて失速。直近の3試合では勝利がなく、3位にまで順位を下げた。それでも消化試合がふたつ少ないながら、首位とは4ポイント差を保っており、逆転優勝の可能性を十分に残している。

昇格プレーオフ進出争いも熾烈だ。4位の福岡から8位の徳島まで、勝点6差のなかに5チームがひしめき合う。
福岡は順延試合2つをこなし、9月は7試合を戦った。ハードスケジュールを強いられるなか、3勝2分2敗と思うように勝点を伸ばせなかった。それでも直近の35節では昇格を争う大宮に快勝を収めている。城後 寿、山瀬 功治らベテランの存在が終盤の戦いにおいてカギを握りそうだ。

5位の東京Vは3勝2分と無敗で乗り切った。熊本、岐阜と下位チームに引き分けたことが、今後にどのような影響を与えるのか。6位の横浜FCは勢いに陰りが見えている。9月は6試合をこなし、2勝1分3敗と負け越した。とりわけ直近の山口戦に2-3と敗れたことが痛かった。3失点を喫した守備をどのように修正していくのか。タヴァレス監督の手腕が問われるだろう。

徳島は今、最も勢いのあるチームだろう。バラル(#26)とピーター ウタカ(#50)の強力2トップが猛威を振るい、ついに6位以内が見えてきた
徳島は今、最も勢いのあるチームだろう。バラル(#26)とピーター ウタカ(#50)の強力2トップが猛威を振るい、ついに6位以内が見えてきた

7位の大宮は3勝2敗と出入りの激しい9月となった。守備の安定感が高まってきた一方で、攻撃面に陰りが見えている。6位以内に滑り込むためには、攻撃陣の奮起がポイントとなりそうだ。徳島は今、最も勢いのあるチームだろう。バラルとピーター ウタカの強力2トップが猛威を振るい、ついに6位以内が見えてきた。消化試合がひとつ少ないながら、6位の横浜FCとの差は5ポイント。この勢いを保つことができれば、今後、昇格戦線のカギを握る存在となりそうだ。

ルヴァンカップや天皇杯に勝ち上がったことで、ハードスケジュールを強いられた甲府は、リーグ戦ではなかなか結果を出せず。ここへきて2連勝と状態を上げてきたが、6位との差は大きく開いており、1年でのJ1復帰が厳しくなっている。

同じく昨季までJ1に属した新潟も状況は苦しい。しかし、9月に入り完全復調を果たし、4連勝を達成している。第32節の岐阜戦では河田 篤秀がハットトリックを達成。金沢戦では18歳の本間 至恩が決勝ゴールを奪うなど、若い力が台頭してきており、今後に向けて明るい材料が増えている。

残留争いに目を向けると、京都が2連勝を達成し、一歩抜け出した印象だ。一方、岐阜は第24節以降勝がなく、9月も1分4敗に終わった。順位も20位にまで落ち込んでおり、残り試合での奮起が求められる。

21位の熊本も1分4敗、最下位の讃岐は2分3敗だった。残り試合が少なくなるなかで、残留争いの重圧はますます高まっていく。苦しい状況に追い込まれた両チームは、最後に意地を見せられるのか。10月の戦いを大いに注目したい。 

明治安田生命J2リーグ結果(9月)

 

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