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広島はFC東京との重要な一戦に臨む。川崎Fvs名古屋の好調対決も見逃せない【プレビュー:明治安田J1 第27節】

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2018年9月21日(金) 15:10

広島はFC東京との重要な一戦に臨む。川崎Fvs名古屋の好調対決も見逃せない【プレビュー:明治安田J1 第27節】

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広島はFC東京との重要な一戦に臨む。川崎Fvs名古屋の好調対決も見逃せない【プレビュー:明治安田J1 第27節】
勢いを加速させる川崎Fと今最も勢いのある名古屋の好調対決から目が離せない

明治安田生命J1リーグは今節で、第27節を迎える。シーズンも終盤を迎え、優勝、残留争いはますます熾烈を極めており、1試合の重要性がさらに高まりを見せている。ひとつの勝敗が明暗を大きく左右するなか、今節も各会場で白熱の戦いが繰り広げられるはずだ。

首位の広島はホームにFC東京を迎える。前節は鳥栖の堅守を打ち破れずに敗戦。1試合未消化の川崎Fに勝点6差に詰められており、首位の座も安泰ではなくなってきた。対戦相手のFC東京は前回対戦で敗れた相手。今節も苦しい戦いが予想されるなか、FC東京のハイプレスをいかにかいくぐるかが重要なテーマとなるだろう。対するFC東京は6試合未勝利と苦戦が続く。ここ3試合は無得点と攻撃陣に元気がない。守備の安定は備わるだけに得点パターンの構築を急ぎたい。

川崎Fvs名古屋の一戦は、今節最大の注目カードとなる。広島を追いかける川崎Fは、前節、札幌相手に7ゴールと大勝。勢いを加速させてこの試合に臨む。対する名古屋は前節、長崎に敗れ連勝が7で止まったものの、今最も勢いのあるチームであることに変わりはない。圧巻の攻撃力を武器に相手を押し込む戦いを続けており、川崎Fにも真っ向勝負で挑むだろう。風間 八宏監督にとっては、古巣相手の一戦に。類稀なるビジョンを備えた指揮官の手綱さばきに注目が集まる。

長崎は、前節ハットトリックを達成し8試合ぶりとなる白星をもたらした鈴木 武蔵(#11)が、今節もカギを握る存在となりそうだ
長崎は、前節ハットトリックを達成し8試合ぶりとなる白星をもたらした鈴木 武蔵(#11)が、今節もカギを握る存在となりそうだ

2連勝で4位に浮上した仙台は、長崎の本拠地に乗り込む。前節は、FC東京との上位対決をモノにし勢いに乗る。守備の安定が際立ち、1点差をモノにする勝負強さも備わりつつある。今節もしたたかな試合運びを展開しそうだ。対する長崎は、前節名古屋との打ち合いを制し、8試合ぶりの白星を手にした。ハットトリックを達成した鈴木 武蔵が、今節もカギを握る存在となりそうだ。

札幌vs鹿島の一戦も興味深い。ともにACL出場を目指すなかで負けられない戦いとなるはずだ。札幌は前節川崎Fに7失点の大敗。攻撃時のミスが目立ち、そこからカウンターを浴びる展開を招いただけに、ポゼッションの質の向上が求められる。対する鹿島は火曜日に行われたACLでベスト4進出を実現し、波に乗っている。コンディション面に不安を抱えるものの、セルジーニョ、土居 聖真ら好調を維持する攻撃陣の爆発が期待される。

C大阪は湘南の本拠地に乗り込む。前節は磐田相手に勝ち切れず、連勝はならなかった。それでも3バックへの変更で守備の安定感が高まりつつあるだけに、今節も落ち着いた試合運びを実現しそうだ。湘南は前節、鹿島に惜敗。土壇場での失点で敗れただけに、終盤の戦い方に修正を施したい。

神戸は今節、林 健太郎コーチが暫定的に指揮を執る。ボールを大事にするスタイルから大きく変わることはなく、これまでどおりにポゼッションを重視したサッカーが展開されるはずだ
神戸は今節、林 健太郎コーチが暫定的に指揮を執る。ボールを大事にするスタイルから大きく変わることはなく、これまでどおりにポゼッションを重視したサッカーが展開されるはずだ

3連敗で8位に転落した神戸は、アウェイで浦和と激突。吉田 孝行監督からフアン マヌエル リージョ体制への変更が発表されたが、今節は林 健太郎コーチが暫定的に指揮を執る。ボールを大事にするスタイルから大きく変わることはなく、これまでどおりにポゼッションを重視したサッカーが展開されるはずだ。カギを握るのはやはりアンドレス イニエスタ。この司令塔がボールを持つ時間が増えれば、勝機はグッと高まるだろう。対する浦和は前節、横浜FMに競り勝ち、連敗をストップ。守備組織が安定感を取り戻しつつあるだけに、神戸の攻撃を上手く凌ぎながら、鋭いカウンターから得点機を生み出したい。

清水は金曜日のナイトマッチでG大阪と対戦。前節は柏との打ち合いを制し、勢いに乗る。失点が増えているのは気がかりながら、好調の攻撃陣が今節もチームを牽引するだろう。対するG大阪は2連勝と復調の気配を示す。今節勝利すれば降格圏から抜け出す可能性もあるだけに、モチベーションは高いだろう。倉田 秋をはじめ、こちらも攻撃陣が良い状態にあるだけに、立ち上がりから攻勢を仕掛けて流れを掴みたい。

磐田はホームに横浜FMを迎える。3試合勝利なしと足踏みが続いており、悪い流れを断ち切るためにも勝利が求められる。前節もリードを守り切れずにC大阪と引き分けており、試合の終わらせ方が重要なテーマとなりそうだ。横浜FMは勝ち負けを繰り返す不安定な戦いが続く。今節敗れれば降格圏に沈む危険性があるだけに、強い危機感が備わるだろう。攻撃は機能しているだけに、守備の安定こそが何より求められる。

柏vs鳥栖は残留争いを繰り広げるチーム同士の戦いに。柏は2試合連続3失点と、守備に大きな不安を残す。鳥栖は前節、首位の広島を撃破し、好転の兆しを見せている。3試合連続無失点と堅守を維持しており、攻撃面が機能すれば、さらなる上昇も描けるだろう。敗れれば降格の危険性が増す重要な一戦。サバイバルマッチを制し、浮上のきっかけを手にするのは果たしてどちらのチームか。

■各試合の見どころをチェック
清水vsG大阪
柏vs鳥栖
磐田vs横浜FM
長崎vs仙台
川崎Fvs名古屋
湘南vsC大阪
広島vsFC東京
浦和vs神戸
札幌vs鹿島

 

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