2018年8月22日(水) 13:45
中澤、連続試合フル出場がついに途絶えるも、記録はやはり偉大だった。歴代トップの曽ヶ端(鹿島)の記録を超えられる可能性のある選手は?【Jリーグ】
8月19日に行われた明治安田生命J1リーグ第23節で、横浜FMの中澤 佑二の連続試合フル出場記録がついに途絶えた。その数、なんと178試合。1位の曽ヶ端 準(鹿島)の244試合には及ばなかったものの、フィールドプレーヤーでは歴代トップの記録である。
フル出場を続けるには、監督からの信頼を得ることはもちろん、トップパフォーマンスを保つだけのフィジカルコンディションが求められるが、中澤は徹底した自己管理によって、常にピッチに立ち続ける準備をしてきた。この記録がスタートした2013年は中澤が35歳の時。年齢的な衰えを見せず、フル出場を継続してきたところに、この記録の凄さが示されているだろう。また、警告による出場停止も記録を打ち立てるには避ける必要があるが、クリーンな対応を保ち続けたことの成果でもある。
歴代の連続試合フル出場ランキングを見ると、トップ10のうち6人がGKという結果だった。一度信頼を掴めばなかなか交代されず、フィル―ルドプレーヤーと比べればコンディションを保ちやすいという側面もあるだろう。とはいえ足掛け8シーズンに渡ってピッチに立ち続けた曽ヶ端の記録はやはり驚異的であり、しばらくは打ち破られることのない偉大なる記録と言えるだろう。
J1 連続フル出場試合数ランキング (2018/8/19の試合終了時点)
その記録を破る可能性があるのは、浦和の西川 周作だ。現在、159試合連続フル出場中。あと85試合ピッチに立ち続ければ、その記録に並ぶことになる。浦和の不動の守護神は、果たして歴史に名を残すことができるだろうか。
チーム別に歴代トップの記録を見ていくと、ここでもはやりGKの名前がずらりと並ぶ。継続中の選手では、川崎Fの谷口 彰悟、G大阪の三浦 弦太と、CBの選手が60試合に迫っている。
2018年J1 チーム別連続フル出場試合数のトップ選手 (2018/8/19の試合終了時点)
また札幌のク ソンユンは今季中にクラブの歴代記録を更新する可能性があり、G大阪の三浦、鳥栖の権田 修一も残り19試合でトップに並ぶ。
データ提供:データスタジアム