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J1リーグが2か月ぶりに再開!広島の独走を止められるチームは現れるか?【プレビュー:明治安田J1 第16節】

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2018年7月18日(水) 11:30

J1リーグが2か月ぶりに再開!広島の独走を止められるチームは現れるか?【プレビュー:明治安田J1 第16節】

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J1リーグが2か月ぶりに再開!広島の独走を止められるチームは現れるか?【プレビュー:明治安田J1 第16節】
2位に9ポイント差を付けて首位を独走する広島。この勢いを止められるかが、再開後のJ1リーグの焦点のひとつとなるだろう

およそ2か月に渡ったワールドカップ中断を経て、明治安田生命J1リーグは18日にリスタートを迎える。中断前の時点で首位に立つのは広島だ。15試合で8失点の堅守を武器に勝点を積み重ね、2位のFC東京に9ポイント差を付けて首位を独走する。この広島の勢いを止められるかが、再開後のJ1リーグの焦点のひとつとなるだろう。

その広島はホームにG大阪を迎える。中断前の一戦ではC大阪に敗れたものの、堅い守りに隙はなく、今節もこれまで通りに堅実な戦いを見せるだろう。優勝に向けてさらに勢いをつけたい広島だが、この再開ゲームにはもうひとつの大きなモチベーションがある。西日本を襲った大雨の影響で、広島は大きなダメージを受けている。被災地に勇気を届けるためにも、是が非でも勝利を掴み取りたい。一方のG大阪は勝点15で16位に沈む。直近の3試合でも勝利がなく、好転の兆しを見出せていない。復帰が予想されるアデミウソンは、果たして救世主となれるだろうか。

広島を追いかけるFC東京はアウェイで柏と対戦。直近の2試合ではともにスコアレスドローと勝ち切れていない。攻撃面に不安を抱えるなか、今節は柏から期限付き移籍中のエースのディエゴ オリヴェイラが契約上、出場できない。代わってピッチに立つ選手の奮起が求められる。柏は中断前に就任した加藤 望監督の2試合目となる。初陣となった15節の名古屋戦では3-2と勝利。攻撃面に手応えをつかんでいるだけに、連勝を実現して勢いに乗っていきたいところだ。

5位の札幌と3位の川崎Fの上位対決は結果次第では順位が入れ替わる一戦となる。激戦必至な戦いに注目だ!
5位の札幌と3位の川崎Fの上位対決は結果次第では順位が入れ替わる一戦となる。激戦必至な戦いに注目だ!

5位の札幌と3位の川崎Fの上位対決も今節の注目カードとなる。札幌はペトロヴィッチ監督の下で、攻撃スタイルが着実に浸透。都倉 賢ら前線のタレントもコンスタントに結果を出しており、さらなる上位進出も十分に狙えるだろう。川崎Fは中断前の2試合で連勝し、ようやくエンジンがかかってきた。カギを握るのは代表帰りの大島 僚太だろう。ロシアでは出番がなかったが、この技巧派MFのパスワークが川崎Fの攻撃に違いを生み出すはずだ。

4位のC大阪は清水の本拠地に乗り込む。川崎Fと同様に徐々に調子を上げてきており、直近の試合では首位の広島を撃破した。ロシアで悔しさを味わった山口 蛍のパフォーマンスにも注目が集まる。対する清水は中位に留まる。11日行われた天皇杯ではJ2の甲府に敗れ、鄭 大世が負傷するアクシデントにも見舞われた。状態は良いとは言えないが、ホームで上位チームを撃破し、好転のきっかけを掴みたい。

中断期間に大きな注目を集めた神戸は、アウェイで長崎と対戦する。世界的な名手、イニエスタが加わったことで、後半戦の最注目チームとなった。もっともそのイニエスタはまだ登録が完了しておらず、今節には出場できない。エースのポドルスキも再び負傷離脱し、この試合のピッチには立てない状況だ。それでも“バルサ化”を目指すチームはポゼッションスタイルに着実に手応えをつかんでおり、ここまで6位と上位に位置する。今節も持ち前のパスワークを武器に、相手を押し込む戦いを実現するはずだ。一方の長崎は、一時は4連勝と勢いに乗ったが、ここ5試合でわずか1勝と調子を落としつつある。失点が増えているのが不調の原因となっているだけに、ハードワークをベースとした粘り強い守備を取り戻したいところだ。

神戸と同じくビッグネームを獲得した鳥栖は、湘南とのアウェイゲームに臨む。元スペイン代表のフェルナンド・トーレスの加入は、低迷するチームにとっての大きな起爆剤となるはずだ。F・トーレスも登録の都合上、この試合のピッチには立てないが、チームの士気は高いだろう。まずは降格圏から脱するためにも、アウェイとはいえ積極的な戦いを示し、勝点3の確保を狙う。対する湘南も12位と苦しんでいる。それでも15節の磐田戦では1-0と勝利を収め、連敗を3で食い止めた。確実に浸透する“湘南スタイル”を体現し、再開初戦で上位進出の足掛かりと掴みたいところだ。

鹿島はワールドカップで屈強なストライカーと渡りあった昌子 源のパフォーマンスから目が離せない
鹿島はワールドカップで屈強なストライカーと渡りあった昌子 源のパフォーマンスから目が離せない

磐田vs鹿島も興味深い戦いとなるだろう。多くの名勝負を演じてきた名門対決は、今回も最後まで目の離せない展開が繰り広げられるはずだ。磐田は2連敗で8位、鹿島も11位と中位に留まるが、両チームともに確かなスタイルが築かれているだけに、質の高いサッカーが見られるはずだ。磐田は課題の得点力不足をいかに解消できるかがテーマに。鹿島は海外移籍した植田 直通の穴を埋めることがポイントとなる。ワールドカップで屈強なストライカーと渡りあった昌子 源のパフォーマンスもこの試合の見どころのひとつだろう。

7位と上位争いに踏みとどまる仙台は、ホームに横浜FMを迎える。直近の15節の試合では鹿島に2-1と勝利を収め、自らのスタイルに自信を深めている。豊富な運動量が求められる両WBの出来が大きなカギを握りそうだ。対する横浜FMは出足こそつまづいたものの、徐々に巻き返し、ここ3試合は負けなしと状態を上げている。アンジェ ポステコグルー監督が求める攻撃スタイルが成果を生み出しており、直近の長崎戦では5ゴールを奪って快勝を収めた。守備面に課題を残すなか、レッドスター・ベオグラードに移籍したミロシュ デゲネクの後釜を見出すことが喫緊のテーマとなる。

浦和はホームに名古屋を迎える。オズワルド オリヴェイラ監督就任後もなかなか調子が上がらず、現在は14位と低迷する。守備の安定感が備わる一方で、課題はリーグワーストタイの12得点に留まる攻撃面。興梠 慎三をはじめタレントは揃うだけに、明確なゴールの形を早急に構築したいところだ。一方の名古屋は勝点9で最下位に沈む。13試合勝利がなく、長いトンネルから抜け出せていない。中断期間に各チームの主力級を獲得し、戦力アップに実現したが、いずれも登録前で今節には出場できない。こちらはリーグワーストの30失点を喫する守備が課題。まずは守備からリズムをつかみ、ジョーら前線のタレントを生かす展開へと持ち込みたい。

■各試合の見どころをチェック
札幌vs川崎F
仙台vs横浜FM
柏vsFC東京
湘南vs鳥栖
清水vsC大阪
磐田vs鹿島
広島vsG大阪
長崎vs神戸
浦和vs名古屋

 

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