天皇杯は11日に3回戦の15試合が行われ、前回王者のC大阪のほか、鹿島、浦和などJ1勢が順当に勝利を収めた一方で、柏と清水はJ2勢に足をすくわれた。2回戦でJ1のG大阪相手にジャイアントキリングを起こし、アマチュアチームで唯一3回戦に進出した関西学院大は、J2の東京V相手に善戦するも、3回戦で姿を消した。
前回覇者のC大阪は水沼 宏太のゴールで勢いに乗り、金沢に3-0で快勝。東京Vは43分に生まれた平 智広のゴールが決勝点となり、1-0と関西学院大を下している。
鹿島は鈴木 優磨の2ゴールなどで町田に5-1と大勝。札幌は三好 康児の先制点を皮切りに、4ゴールを奪って福岡を一蹴した。仙台は12分に生まれた中野 嘉大のゴールを守り抜き、1-0で大宮を下している。
浦和は松本に先制を許すも、マウリシオの2ゴールで2-1と逆転勝利。FC東京も、ディエゴ オリヴェイラの2ゴールなどで3-1と新潟に逆転勝ちした。磐田は川又 堅碁の2得点などで山口に4-1と勝利。神戸はウェリントンと三田 啓貴がそれぞれ2点ずつを奪うなど、6-1で千葉に大勝した。鳥栖は原川 力、高橋 祐治のゴールなどで3-1と徳島から勝利を収めている。J1対決となった湘南vs長崎はPK戦の末に湘南が勝利を収めた。
J1勢で苦戦を強いられたのは川崎Fと横浜FM。水戸と対戦した川崎Fは開始早々に谷口 彰悟のゴールで先制しながら、後半アディショナルタイムに失点。延長戦でも決着がつかず、PK戦の末になんとか勝利を収めた。横浜FCとのダービーマッチとなった横浜FMは、1-1で迎えた延長前半にウーゴ ヴィエイラがこの日自身2ゴール目を奪うと、これが決勝ゴールとなり、2-1と薄氷の勝利を収めている。
J1勢が確実に勝利を収めるなか、柏は終了間際に失点し、1-2とJ2の山形に惜敗。清水も0-1で甲府に競り負け、3回戦で姿を消している。この結果、4回戦に進出したのはJ1勢が12チーム、J2勢が3チームとなった。なお広島vs名古屋は、西日本に大きな被害をもたらした豪雨の影響により延期となっている。
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