10日に行われた明治安田生命J2リーグで、岐阜の古橋 亨梧が6試合連続となるゴールを決めた。5月の月間MVPに輝いたプロ2年目のストライカーは、6月に入ってもその勢いに陰りが見えず、ゴールを量産。高い決定力を示し、チームの躍進を生み出している。
相手の警戒をかいくぐり、ゴールを決め続けることは決して容易ではないものの、Jリーグの歴史を紐解けば、古橋と同じ6試合連続ゴールを達成したのは、延べ32人にも及ぶ。
最長記録は、2015年に山口の岸田 和人が達成した9試合。当時はJ3だったものの、約2か月間に渡ってゴールを決め続けたのは、やはり驚異だろう。
J1での最長は横浜FMのサリナスが記録した8試合で、1997年の第2ステージ第11節から、1998年の第1ステージ第1節まで、シーズンをまたいで達成されている。
J2では鄭 大世(清水)、ジュニーニョ(川崎F)、黒部 光昭(京都)が記録した7試合が最長。古橋は次節の町田戦で、その記録に挑むこととなる。
連続得点試合数ランキング
ランキングに目を向けると、往年の名FWがずらりと並ぶなか、目を引くのは橋本 英郎の存在だろう。G大阪に所属した2010年に6試合連続ゴールを達成。それまでに1シーズン4得点が最多だったMFが、30歳を超えてよもやの覚醒を果たした。
また1998年の中山雅史(磐田)は二度に渡って6試合連続ゴールを達成。この間、4試合連続ハットトリックを記録し、1シーズン最多となる36得点をマーク。ワールドカップで日本人初得点も決めた中山にとって、まさに記録ずくめの1年だった。
データ協力:データスタジアム