26日に行われた明治安田生命J2リーグ第16節で、甲府が首位の大分に6ゴールを奪って快勝を収めた。
開始3分に金園 英学のゴールで先制すると、1分後には小塚 和季が追加点。さらに6分に佐藤 和弘、15分には小出 悠太が立て続けにゴールを奪い、わずか15分間で試合を決定づけてしまった。
その後甲府は2点を追加し、6-2と首位チームを圧倒。今季、序盤戦は不調に陥っていた甲府だが上野 展裕監督就任後、見事に復調を果たし、昇格戦線へと名乗りを上げている。
驚きなのは、やはりわずか15分で4ゴールを奪ってしまったこと。これは、J1、J2、J3を含め、Jリーグで初のケース。つまり、甲府は前半15分までに最も得点を奪ったチームだったのだ。
これまでの最多は3点で、延べ18チームが記録。鹿島、浦和、C大阪、長崎の4チームがそれぞれ2回ずつ記録している。
Jリーグ(J1,J2,J3)前半15分までのチームの最多得点試合 2018/5/29時点
早い段階で大量リードを奪えば、相手もアグレッシブに攻めてくるため、撃ち合いとなる試合が多い。それでも序盤のリードがものをいい、ほとんどの試合で15分までに3点以上を奪ったチームが勝利を収めている。
唯一の例外は、2003年の浦和。永井 雄一郎のゴールなどで11分までに3点を奪ったが、14分に1点を返されると、前半のうちに同点に追いつかれ、後半にも3失点。一度失った流れを取り戻せず、大久 保 嘉人、西澤 明訓、森島 寛晃らタレントを揃えるC大阪の攻撃力に屈し、4-6のスコアで逆転負けを喫している。
データ協力:データスタジアム