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両者の意地がぶつかり合う伝統の静岡ダービー。神奈川ダービーは打ち合いの展開も【プレビュー:明治安田J1 第6節】

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2018年4月6日(金) 18:08

両者の意地がぶつかり合う伝統の静岡ダービー。神奈川ダービーは打ち合いの展開も【プレビュー:明治安田J1 第6節】

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両者の意地がぶつかり合う伝統の静岡ダービー。神奈川ダービーは打ち合いの展開も【プレビュー:明治安田J1 第6節】
磐田vs清水の静岡ダービーは、ともに好調を維持している両チームが激突!

リーグ、ルヴァンカップ、ACLと短い間隔で試合が行われるなか、各チームはこの4月を総力戦で乗り切る必要がある。チームの総合力を問われるなかで、混戦のリーグ戦を抜け出すのは果たしてどのチームか。

第6節も重要なカードが目白押しだ。なかでも注目はふたつのダービーマッチとなるだろう。磐田vs清水の静岡ダービーは、ともに好調を維持してこの試合を迎えることとなる。磐田は前節、川又 堅碁の2ゴールで浦和に逆転勝利。頼れるエースがようやく結果を出したのは好材料で、この勢いを今節にもつなげたいところだ。一方の清水は前節、横浜FMに競り負けて初黒星。それでも今季は開幕から好調を維持しており、現在4位と上位争いを演じている。ともに質の高い守備組織を備える一方で、攻撃陣のタレントも揃う。90分に渡りお互いのゴール前を行き来し合う、ハイテンションのサッカーが繰り広げられそうだ。

横浜FMvs川崎Fの神奈川ダービーは、ウーゴ ヴィエイラと小林 悠の両ストライカーの出来が勝敗を分かつポイントとなりそうだ
横浜FMvs川崎Fの神奈川ダービーは、ウーゴ ヴィエイラと小林 悠の両ストライカーの出来が勝敗を分かつポイントとなりそうだ

横浜FMvs川崎Fの神奈川ダービーも見逃せない。横浜FMは2連勝で10位に浮上。川崎Fは前節、広島に敗れたものの、3位と上位をキープする。ともに攻撃スタイルを標榜するチーム同士の一戦だけに、激しい打ち合いが期待されるなか、カギを握るのはFW陣。3試合連続ゴール中のウーゴ ヴィエイラか、昨季得点王の小林 悠か。両ストライカーの出来が、勝敗を分かつポイントとなりそうだ。

前節、川崎Fを下し首位に立った広島は、アウェイで柏と対戦。5試合でわずか1失点と堅守が光るなか、今節も粘り強い守備をベースに勝機を窺う。一方の柏は、前節、伊東 純也の2ゴールで神戸に勝利。水曜日のACLでは敗退が決定し悔しい想いを味わったが、首位チームを撃破して、リーグ戦での巻き返しを狙う。

負けなしで2位につける仙台は、アウェイで浦和と対戦。こちらも安定した守備が躍進の要因となっており、少ないチャンスをものにする勝負強さも光る。勝てば首位浮上の可能性もあるだけに、高いモチベーションを備えてこの試合に臨むだろう。一方の浦和は監督交代後、初のリーグ戦となる。大槻 毅監督の初陣となった広島とのルヴァンカップではスコアレスドロー。結果は出せなかったものの、気迫あふれるプレーを示し、今季初の無失点ゲームを演じている。試合が続く中で大きな修正を図るのは困難ながら、苦境を脱却するためにも勝利こそが求められる一戦。まずは勝点3を掴みとり、浮上のきっかけを手にしたいところだ。

同じく苦戦が続くG大阪は、ホームに神戸を迎える。前節はFC東京との打ち合いに屈し、早くも4敗目を喫した。失点の多さが目に付くだけに、この課題をいかに修正するかが好転のポイントとなる。一方で2試合連続2ゴールと、ファン ウィジョが絶好調。このストライカーが今節も爆発すれば、勝機は高まるはずだ。対する神戸は前節、柏に競り負け13位に転落。こちらも状態は良いとは言えないが、標榜するポゼッションスタイルが徐々に浸透しつつある。ボールは保持できているだけに、前線の迫力を生み出せれば、勢いに乗っていく可能性もある。

札幌vs名古屋も興味深いカードとなった。ともに攻撃スタイルを持ち味としており、多くの得点機が生まれそうだ。札幌は15位と苦戦するも、試合を重ねるなかで連係が向上し、好機の数も増えつつある。後はフィニッシュ精度を高められれば、浮上も十分可能だろう。名古屋は3試合勝利がなく、前節は鳥栖との打ち合いに敗れた。2点のリードを守り切れなかった守備面に課題を抱えており、今節も札幌の攻撃にいかに対応できるかが最大のテーマとなりそうだ。

大槻監督の初陣となったルヴァンカップではスコアレスドローに終わった浦和。苦境を脱却するためにも勝利こそが求められる一戦を迎える
大槻監督の初陣となったルヴァンカップではスコアレスドローに終わった浦和。苦境を脱却するためにも勝利こそが求められる一戦を迎える

前節、初勝利を挙げたC大阪は、ホームに鳥栖を迎える。終了間際の杉本 健勇のゴールで湘南に競り勝ち、ようやく勝負強さが蘇ってきた印象だ。火曜日に行われたACLでも結果を出しており、状態は確実に上を向いている。鳥栖を下し連勝を達成すれば、一気に勢いに乗っていきそうな気配だ。一方の鳥栖も状態は良好だ。前節は2点差をひっくり返し、名古屋に逆転勝利。ビクトル イバルボをはじめ攻撃陣が好調を維持しており、今節も積極果敢なサッカーで、相手を押し込むサッカーを実現したい。

湘南はホームに鹿島を迎える。開幕戦で勝利を収めたものの以降は勝利がなく、現在は2連敗中と苦戦が続く。敗戦はすべて1点差負けと、互角の戦いを演じながらも勝負弱さを露呈する。内容は悪くないだけに、勝ち切るためのもうひと押しを示したいところだ。対する鹿島はここまでわずか2得点と、決定力不足に苦しむ。堅い守りは保たれているだけに、いかに攻撃パターンを増やしていけるか。金崎 夢生をサポートすべく、他の攻撃陣の奮起が求められる。

長崎はホームにFC東京を迎える。ここまで2分3敗と勝ちがなく、前節は仙台に0-1と競り負けた。シュート数で上回るなど内容は決して悪くなく、水曜日に行われたルヴァンカップでは鳥栖に勝利を収めており、状態は着実に上を向いている。ホームで迎える一戦で、記念すべきJ1初勝利を手にできるか。その戦いに注目が集まる。一方のFC東京は2連勝と勢いに乗る。長谷川 健太監督が求めるサッカーがようやくフィットしてきた印象で、このまま一気に浮上していく可能性も十分だ。

■各試合の見どころをチェック
札幌vs名古屋
磐田vs清水
C大阪vs鳥栖
浦和vs仙台
湘南vs鹿島
長崎vsFC東京
柏vs広島
G大阪vs神戸
横浜FMvs川崎F

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