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Jリーグ新人研修 1日目レポート【Jリーグ】

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2018年2月2日(金) 16:11

Jリーグ新人研修 1日目レポート【Jリーグ】

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Jリーグ新人研修 1日目レポート【Jリーグ】
3日間に亘って行われるJリーグ新人研修が、2月1日からスタートしました

3日間に亘って行われるJリーグ新人研修が、2月1日からスタートしました。

新人選手たちが「プロフェッショナルとは何かを」学び取るこの研修には、今年からプロの世界に足を踏み入れた150名以上の選手が参加(一部、2年目の選手も含む)。様々な講義やグループワークを通じて、プロの世界で必要な資質を身に付けていきます。

村井チェアマンは「へこたれない自分を作る」こと、「大きな使命感を背負う」ことのふたつを選手たちに求めました
村井チェアマンは「へこたれない自分を作る」こと、「大きな使命感を背負う」ことのふたつを選手たちに求めました

ひとつ目の講義は、Jリーグ村井 満チェアマンによって行われました。
「みなさんは大きな夢を実現したかもしれませんが、本当の戦いはこれからです」そう話す村井チェアマンは、まず、「自分で自分を経営する」という言葉で、プロとしてのあり方を説きます。目標を掲げ、それに到達するためにどのように判断・実行していくのか。そして自身の価値をどのように高めていくのか。そのサイクルを生み出すことが重要だと言います。

またチェアマンは成功するために必要なリバウンドメンタリティの重要性を伝える一方、プロ選手のシビアな現実も伝えていきます。10年前の2007年にプロとなった選手は、この10年間にどれだけ試合に出場したのか。その統計データによれば、117人中21人が一度もピッチに立つことができていないという現実が浮かび上がりました。

長崎総合科学大学附属高からセレッソ大阪に加入した安藤 瑞季選手は「プロはやっぱり、勝つか負けるかのシビアな世界なので、周りに勝つことも大事ですが、まずは自分に負けたくないですね。自分に勝つことで上に行けると思うので、そこは意識してやっていきたいです」と感想を語ります。昨季中にプロ契約を結んだFC東京の平川 怜選手も「これからが本当の勝負になってくる。何事も自分からやっていかないといけないと感じました」と危機感を口にしました。

最後に村井チェアマンは「へこたれない自分を作る」こと、そして「大きな使命感を背負う」ことのふたつを選手たちに求め、講義を締めくくりました。

続いてお金についてのグループワークが行われました。学生から社会人となった新人選手にとって、お金は重要なテーマとなります。
「選手としての収入の増やし方を考える」「クラブの収入を増やすためのサイクルを知る」といった議題を与えられた選手たちは、お互いに話し合いながらそのアイデアを考えていきます。

様々な講義やグループワークを通じ、試合同様の真剣な姿勢が伺えた
様々な講義やグループワークを通じ、試合同様の真剣な姿勢が伺えた

青森山田高からモンテディオ山形に入った中村 駿太選手は「お金を稼がないと生活できないですし、稼ぐだけではなくしっかりと管理していかないといけないことも分かりました。ただプレーするだけではなく、ファンやスポンサーに支えられているということも理解できたので、いろんな人に感謝の気持ちを持ってサッカーに取り組んでいかないといけないと思いました」と、感想を語りました。

そして、この日最後の講義は「OBからのメッセージ」。今年は、昨季限りで現役を退いた元FC東京の石川 直宏さんが登壇し、現役時代を振り返りながら、新人選手たちにアドバイスを送りました。

講義の最後には「OBからのメッセージ」と題し、元FC東京の石川直宏さんが登壇した
講義の最後には「OBからのメッセージ」と題し、元FC東京の石川直宏さんが登壇した

石川さんが強調したのは「変化を受け入れて進化する」こと。
「プレーをしていくなかでは、監督が代わったり、チームが変わったり、サッカーのトレンドが変わったり、いろんな変化がある。その変化を自分のスタイルの中に取り入れて成長してもらいたい。変化することで、自分の持っている特長なり軸が見えにくくなるかもしれない。でもその軸をしっかりと残したまま、様々な変化にうまく合わせながら進化することが、選手としての価値を高めると思います」

また石川さんはファン・サポーターとのつながりも、自身の力になったと振り返ります。大きな怪我に見舞われながらも長く現役生活を続け、FC東京の象徴的な選手となった石川さんの説得力ある言葉に、新人選手たちは熱心に耳を傾けていました。

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