明治安田生命J3リーグは3日に今季最終節の8試合が行われ、前節まで首位の栃木が2位の沼津と引き分け、J2昇格が決定。一方、前節まで3位の秋田は鳥取に勝利。土壇場で上位2チームをかわし、初優勝を飾っている。
勝ったほうが優勝という大一番となった2位の沼津と1位の栃木の一戦は、7分に薗田 卓馬のゴールでホームの沼津が先制。しかし77分、栃木はネイツ ペチュニクのゴールで追いついて1-1の引き分けに持ち込んだ。
鳥取の本拠地に乗り込んだ秋田は、0-0で迎えた61分に久富 賢のゴールで先制すると、67分に日髙 慶太、74分に遊馬 将也が追加点を奪って3-0と快勝。勝点を61に伸ばし、同60の栃木、同59の沼津を抜き去って、逆転で初のタイトルを手にした。
また、この結果、栃木は2位に転落して優勝こそ逃したものの、来季のJ2昇格が決定。さらに明治安田生命J2リーグで22位の群馬のJ3降格も決定している。
このほか、ホームで相模原と対戦した鹿児島は、圧巻のゴールラッシュを披露。藤本 憲明のハットトリックなどで5-2と相模原を一蹴している。またこの日3ゴールを奪った藤本は今季のゴール数を24に伸ばし、2年連続で得点王のタイトルを獲得した。
福島は星 広太の2ゴールなどで盛岡に3-1と快勝。長野vs北九州は両者譲らず1-1のドロー決着。藤枝vsYS横浜も1-1の引き分けに終わっている。
琉球は開始4分に生まれた田中 恵太のゴールを守り抜き、1-0と富山に勝利。F東23はジャキットと原 大智のゴールで、2-1とC大23とのU-23対決を制している。この試合では、今季限りで引退する石川 直宏が83分からプレー。前日のJ1に続く連日の出場となったが、詰めかけた6000人以上の観衆に最後の雄姿を見せた。
■試合データ
福島vs盛岡
長野vs北九州
藤枝vsYS横浜
沼津vs栃木
鳥取vs秋田
鹿児島vs相模原
琉球vs富山
F東23vsC大23