高校年代の日本一を決める高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグの第16節が、11月25日(土)、26日(日)の2日間にわたって各地で開催されました。
第16節の結果は下記の通りです。カッコ内は会場。
[EAST]
青森山田高校 1-0 鹿島アントラーズユース [青森山田高校]
大宮アルディージャユース 0-1 清水エスパルスユース[東洋大学朝霞キャンパスグランド]
FC東京U-18 3-1 横浜F・マリノスユース[東京ガス武蔵野苑多目的グランド/人工芝]
浦和レッドダイヤモンズユース 0-1 京都サンガF.C. U-18[浦和駒場スタジアム]
市立船橋高校 2-0 柏レイソルU-18[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
[監督・選手コメント]
佐藤 一樹監督(FC東京U-18)
試合前から「マリノスにはスキルフルで決定的な仕事ができる選手がそろっているから、不用意なボールの失い方をすればやられる。そこには気をつけよう」と話していました。警戒していた形から失点を喫し、落ち込みも感じられました。ただ、少し時間はかかりましたが、選手たちがしっかりとコミュニケーションをとり、最終的には自分たちが取り組んできたものを出し切ることができました。特に後半は、彼らの強い思いが伝わってくる内容だったと思います。タイトルという目標を掲げていますが、何よりも一試合ごとに、積み上げてきたものを出しきれるかが勝負。自分たちらしさを表現したいと思います。
MF #11 横山 塁選手(FC東京U-18)
先制を許してチームとして“落ちて”しまったのですが、すぐに篠原新汰(DF #3)、長谷川光基(DF #4)、小林幹(MF #10)選手たちが中心になって声が出始め、「ここからいこうぜ」という雰囲気が生まれました。CKのキッカーとしては、練習時から吉田和拓選手と合うことが多く、そこを狙いました。今日はサイドで人数をかけて守られ、自分の持ち味である縦への突破は、あまりできなかったという印象です。それでもいつも自分が起用される理由を考え、出し惜しみをすることなく全力で挑むことを心掛けています。僕たちは2位ですが、2連勝をしてチャンピオンシップに出場したいです。
西谷 冬樹監督(横浜FMユース)
緊張感のある立ち上がりから徐々にFC東京の戦い方に慣れ、先制することができました。しかしFC東京はFWの高さを生かして、前線へ早めにロングボールを送ってきました。背後のスペースをうまく突かれ、主導権を握られたように思います。ボールを奪った後に落ち着いて自分たちのサッカーを展開できればよかったのですが、FC東京の切り替えも早く、リズムを変えることができませんでした。ただし、もう少し早い動き出しや、あと1本でもパスをつなげれば、自分たちのリズムをつかめたのではないかという手応えも感じています。奪った後の展開力や切り替えの早さを追い求め、あと2試合に臨みます。
DF #5 澤田 章吾選手(横浜FMユース)
悔しい敗戦で反省点もありますが、中断期間中に取り組んできたことの成果や、成長した面を見せられたように思います。試合後、チームメイトには「悔しいのは当然だけれど、ずっと悔しがっていても意味がない。前を向いて次の試合のために頑張ろう」と声を掛けました。得点は相手のミスからでしたが、チャンスをしっかりとものにできたことは一つの収穫。僕たちのチームには個人で打開できる攻撃陣がそろい、得点してくれるという信頼があります。DFとしては失点を抑えることを一番に心掛け、チームに貢献したいです。ここからの2試合を絶対に勝つという強い気持ちを持って、さらに成長していきたいです。
[WEST]
米子北高校 0-5 東福岡高校[どらドラパーク米子陸上競技場]
サンフレッチェ広島F.Cユース 2-1 アビスパ福岡U-18[吉田サッカー公園]
神戸弘陵学園高校 0-4 ヴィッセル神戸U-18[三木総合防災公園 陸上競技場]
ガンバ大阪ユース 7-0 大津高校[OFA万博フットボールセンター]
阪南大学高校 3-1 セレッソ大阪U-18[阪南大学高見の里グラウンド]
[監督・選手コメント]
谷 純一監督(神戸弘陵学園高校)
前半をゼロでしのぎ、後半に攻撃できる選手を投入するつもりでしたが、自分たちの単純なミスからゴールを畳み掛けられました。前節は失点しても、すぐに獲り返すことができたのですが、今日はすぐに2点目を取られたことで弱気になってしまった。失点しても相手に向かっていくメンタリティーを1週間でつくっていきたいです。また、失点後は守備のラインが低くなり、セカンドボールが拾えなくなったので、修正しなければいけません。次に勝点3を取って、残留の可能性を上げたいです。
DF #2 田中 滉大選手(神戸弘陵学園高校)
今日は前半に守備的な選手でヴィッセルの攻撃を耐えて、後半からは攻撃的な選手を投入し、勝とうという狙いでした。前半は自分たちのプラン通り、試合を進めることができたのですが、後半は1点を奪われてから一気に崩れてました。1失点で耐えれていれば、また違った結果になったと思うので、4点も取られてしまい、悔しいです。プレミアの舞台で戦えているのは先輩たちのおかげ。良い舞台を後輩たちに残すためにも、残り2節はしっかりと勝ちたいです。
野田 知監督(神戸U-18)
前半は相手もしっかりブロックを組んで、スライドをしっかりやっていたので、思うように崩し切れませんでした。ただ、そうした中でも、もう少しクロスや崩しなどゴール前でのプレーを増やすべきだったと思います。展開としては、スコアは動くまで相手はしっかりやってくるだろうなと思っていたので、先制できたのは大きかったです。先に失点していれば、試合が違った流れになっていたかもしれません。次に対戦するガンバはテクニカルな選手が多いので、やりにくさもありますが、しっかり特徴を出し、勝ちを目指します。
DF #20 右田 楓選手(神戸U-18)
神戸弘陵は引いて守ってくると予想していたので、監督からはしっかりスライドして速くボールを動かし、サイドから攻めるように指示を受けていました。前半はうまくいかなかったのですが、「もっとゴールに向かおう」と言われた後半は、相手DFの裏にボールを入れることができたり、良い攻撃ができました。守備は背後を狙う相手に対し、リスク管理とカバーリングを意識しており、最後まで集中してゼロで抑えることができて、良かったです。