4日、明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第4節の残り7試合が行われ、浦和が今季昇格した松本を1-0で破り、勝ち点を10として単独首位に立った。
前節行われた広島との首位決戦は引き分けに終わったものの、トップの座を守った浦和。今季J1初挑戦の松本をホームに迎えたこの日は、松本の粘り強い守備をなかなか崩せず、スコアレスのまま時間が過ぎていく。
後半に入っても状況を打破できず、0-0のままタイムアップも見えてきた浦和だったが、迎えた85分、森脇 良太が見事なミドルを突き刺し、遂に均衡を破る。結局、これが決勝ゴールとなり、浦和が無敗を維持するとともに首位の座を固めた。
一方、その浦和と勝ち点で並んでいた広島は0-1で神戸に敗れ、今季初黒星を喫した。ともにチャンスを作りながらゴールを奪えないスリリングな展開となったが、後半アディショナルタイム、小川 慶治朗が値千金の決勝弾を奪い、チームに初白星をもたらした。
広島をかわして上位に顔を出したのは仙台とFC東京。仙台は清水に2-1で逆転勝ちを収めた。清水に先制を許す展開となったが、62分にウイルソンが決めて追い付くと、その後相手が2人の退場者を出したことで数的優位に立ち、90+5分に渡部 博文が逆転ゴールを奪って土壇場で勝点3を掴んだ。また、FC東京は、ベテランの石川 直宏が挙げた1点を守り抜き、甲府に1-0で勝利を収めた。この結果、仙台とFC東京はともに2勝2分けと無敗をキープして勝点を8に伸ばし、2位タイに順位を上げた。
川崎Fは、自慢の攻撃陣が爆発し、新潟に4-1で大勝。エースの大久保 嘉人が2ゴールの活躍を見せ、G大阪の宇佐美 貴史とともに得点ランクトップに立った。
このほか、横浜FMは苦手の柏にアウェイで2-1と逆転勝ち。公式戦3連勝と調子を上げている。山形と湘南による昇格組同士の対決は、アウェイの湘南が2-1で制した。