明治安田生命J1リーグは、14日に第29節の7試合が行われ、首位の鹿島が広島に勝利を収め、優勝に向けてまた一歩前進した。また、川崎Fは退場者を出しながらも仙台を相手に2点差を逆転し、なんとか鹿島に食い下がっている。
ホームで広島と対戦した鹿島は30分に土居 聖真のゴールで先制すると、終了間際には途中出場の鈴木 優磨が追加点を奪取。2-0と広島を下し、勝点を64に伸ばした。一方、敗れた広島は、明日試合が行われる甲府に得失点差で抜かれ、暫定ながら降格圏に転落している。
2位の川崎Fはホームで仙台と対戦。42分に家長 昭博が退場となり数的不利を強いられると、前半終了間際に野津田 岳人に先制ゴール奪われる。さらに60分にも石原 直樹にゴールを許し、絶体絶命のピンチに陥った。しかし敗戦濃厚となるなか、終盤に怒涛の反撃を展開。82分にエウシーニョのゴールで1点差に詰め寄ると、84分に小林 悠が同点ゴールを奪取。さらに87分に小林が再びゴールを奪って逆転に成功。劇的な展開で3-2と逆転勝利を収めた川崎Fが鹿島との勝点差を5に保ち、優勝に望みをつないでいる。
アウェイで札幌と対戦した3位の柏は、ジェイの2点を奪われるなど3失点。0-3と完敗を喫し、逆転優勝が厳しくなった。磐田は中村 俊輔のゴールなどで3得点を奪い、清水との静岡ダービーに快勝を収めた。
ホームで神戸と対戦した浦和は立ち上がりに先制点を奪われるも、矢島 慎也のゴールで追いつき、1-1の引き分けに。残留争いを強いられている大宮は、18分に横谷 繁のゴールで先制しながらも57分に追いつかれ、1-1で横浜FMと引き分けた。今節にも降格の可能性があった新潟は、小川 佳純のゴールを守り抜き、1-0とG大阪に勝利。17試合ぶりに勝点3を手にし、残留に望みをつないでいる。