天皇杯は20日に4回戦の8試合が行われ、前回覇者・鹿島(J1)が浦和(J1)を4-2で振り切って準々決勝進出を決めた。また、Jリーグ勢以外で唯一勝ち進んでいた筑波大(茨城県代表)は大宮(J1)に0-2で敗れ、敗退が決まっている。
熊谷で浦和と対戦した鹿島は、51分までに金崎 夢生が2ゴールを挙げる活躍をみせ、2点をリード。一方の浦和も59分にズラタン、69分に武藤 雄樹が決めて、試合を振り出しに戻してみせる。しかしここからは鹿島が試合巧者ぶりを見せつけ、攻める浦和の隙を突いて中村 充孝、土居 聖真がゴールを加え、4-2と快勝を収めた。
ここまでJリーグクラブを3つ打ち破って勝ち進んできた筑波大は、大宮と対戦。この日は自慢の攻撃陣が鳴りを潜めた上、守っては大宮の清水 慎太郎に2ゴールを許し、0-2と完敗。快進撃は4回戦でストップすることとなった。
このほか、川崎F(J1)は森本 貴幸のハットトリックの活躍で清水(J1)に4-1で快勝。柏(J1)はクリスティアーノの2ゴールなどでG大阪(J1)に3-2で競り勝った。延長戦にもつれ込む死闘となった横浜FMと広島の一戦は、延長後半終了間際にウーゴ ヴィエイラがこの日ハットトリックとなる決勝点を叩き込み、3-2で勝利している。
C大阪(J1)は名古屋(J2)に1-0で勝利。神戸(J1)は松本(J2)を2-0で、磐田(J1)は長野(J3)を1-0で下し、4回戦はすべて上のカテゴリーのチームが勝利する結果となった。
■試合データ
鹿島vs浦和
川崎Fvs清水
横浜FMvs広島
松本vs神戸
長野vs磐田
G大阪vs柏
C大阪vs名古屋
筑波大vs大宮