高校年代の日本一を決める高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグの第12節が、9月9日(土)、10日(日)の2日間にわたって各地で開催されました。
第12節の結果は下記の通りです。カッコ内は会場。
[EAST]
横浜F・マリノスユース 1-2 京都サンガF.C. U-18 [日産フィールド小机]
青森山田高校 2-0 大宮アルディージャユース [青森山田高校]
市立船橋高校 0-1 FC東京U-18 [船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
浦和レッドダイヤモンズユース 1-3 清水エスパルスユース [浦和駒場スタジアム]
鹿島アントラーズユース 0-0 柏レイソルU-18 [県立カシマサッカースタジアム]
[監督・選手コメント]
西谷冬樹 監督(横浜F・マリノスユース)
最終盤に失点して負けてしまう形が3試合続いてしまいました。立ち上がりと最後を締めることができず、勝ちたいという気持ちや気迫を要所で出せなかったと思います。同点に追い付いてから、もう1点取るチャンスはありました。しかし、決めることができませんでした。そこも痛かったと思います。前半から相手に圧力を掛けられて、自分たちの持ち味を出すことができませんでした。そこを出せるように練習からやっていきたいと思います。
MF ♯24 椿直起 選手(横浜F・マリノスユース)
チームでは試合前から勢いを持って戦おうと話していました。でも、守備でブロックをつくることができても、潰すべきところで相手を潰すことができず、自分も前から行けませんでした。1失点目の場面では自分のマークだったのですが、ボールが頭を越えた時に見失ってしまい、そうなった時も身体を投げ出してでも守らないといけませんでした。攻撃でもカウンターを仕掛けた時の味方の距離間が良くなく、うまく攻めることができませんでした。
岸本浩右 監督(京都サンガF.C. U-18)
積極的にやることは自分も試合前に伝えていたのですが、選手たちもそこを話し合い、前半からそれを出してしっかりと戦ってくれました。1試合を通じて、本当に最後まで粘り強かったと思います。失点をしてからは後ろに重心がいってしまいましたが、選手たちはもう1回やろうと声掛けをしてくれました。もう1回チャンスが来ると思っていた中で、それを信じて選手たちが前に行ってくれたことが決勝点につながったと思います。
FW ♯17 服部航平 選手(京都サンガF.C. U-18)
前半からチャンスがあったのですが、決めることができていませんでした。後半は絶対に決めようと思い、先制点の場面ではうまくミートすることができました。2点目の時もチャンスは来ると思っていたので準備を常にし、ゴールを狙っていました。(2点目のアシストをしてくれた)財前選手とは日頃から仲がよく、試合中も僕のことを良く見てくれています。そのため、良いコンビネーションで崩すことができたと思います。
[WEST]
サンフレッチェ広島F.Cユース 5-2 東福岡高校[吉田サッカー公園]
セレッソ大阪U-18 1-1 米子北高校[セレッソ大阪舞洲グラウンド]
大津高校 1-4 阪南大学高校[大津町運動公園球技場]
ヴィッセル神戸U-18 3-0 アビスパ福岡U-18[いぶきの森球技場]
神戸弘陵学園高校 1-4 ガンバ大阪ユース[五色台運動公園『アスパ五色』メイングラウンド]
谷純一 監督(神戸弘陵学園高)
前半のうちに2点取られたのが痛かったです。ゲーム展開としても、1点を返せたところまでは良かったのですが、もう1点を取れば勢いに乗れる状況でゴールが奪えませんでした。反対にうちが攻め込んだ時間帯にきっちり決めてくるガンバはさすがでした。シュート数の差がなく、決定機もつくれていたのに3点差で負けるのはシュートやラストパスの精度が足りなかったからだと思います。少ないチャンスを決めてきた昨年と違い、今年はチャンスをつくれているので、質を高めて勝点につなげたいです。
FW #9 小西力生 選手(神戸弘陵学園高)
前半に失点を防いで、後半に攻撃を仕掛けようと考えていたのですが、早い段階でもったいない失点をしてしまいました。後半は狙い通りチャンスをつくれていたので、僕がしっかり決めきれていればまた違った流れになったと思います。ピンチの時に身体を張ったり、シュート精度の部分でガンバと僕たちとの差を感じました。今年は勝てる試合を落とすことが多いので、ゴール前でもっと粘り強さを発揮しなければいけません。個人としても、得点を決めたら守備も頑張ってくれると思うので、もっと得点を決めたいです。
實好礼忠 監督(ガンバ大阪ユース)
立ち上がりは相手が守備的に入ったこともあって、どう攻めていくか戸惑いも見られましたが、徐々にチャレンジする機会が増えました。前半は危ない場面も少なく、うまく皆で修正できましたし、プレミアの後期からは、ボールを上手くゴールに向かって動かせているのは収穫です。ただ、後半に3点目を取ってからは自分たちのミスから受け身になりました。奪ったボールをつなげなかったり、プレーが雑になった時間に失点したのは課題なので、これからもっと大事にプレーしてほしいです。
MF #47 梅津克貴 選手(ガンバ大阪ユース)
序盤は引いた相手に戸惑い、ボールを持ちながらも、効果的なパスを出すことができませんでした。選手同士で話し合い、ボールを失うことを恐れずにサイドを使えるようになった結果、良い時間帯にゴールが奪えました。前節のセレッソ大阪U-18(大阪)戦も、負けてしまいましたが、良いサッカーはできていました。やっているサッカーは間違っていませんし、チームとしての積み上げも感じます。上位とは離れていますが、まだ優勝は諦めていないので、ここから全員でプレミアリーグとJユースカップを取りに行きます。