横浜FMvs名古屋の監督コメント(JリーグYBCルヴァンカップ:2024年10月9日)
一覧へJリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド 準決勝 第1戦 2024年10月9日(水)19:03KO 日産スタジアム
試合終了
11前半2
0後半1
12SH10
6CK4
14FK21
3
- 31'アンデルソン ロペス
-
3'椎橋 慧也
14'三國 ケネディエブス
76'山岸 祐也
横浜F・マリノス横浜FM
[ ジョン ハッチンソン監督 ]
何も言うことはありません。守備ができません。守備の修正がずっと課題になっていました。できたと思ったら、セットプレーから3点取られました。CKから2失点、スローインから1失点です。もっと話したいのですが、正直、こういう状況では言葉も見つかりません。申し訳ないです。
--1週間前のACLEリーグステージ第2節・蔚山戦と同じメンバーとは思えない試合でした。タフな日程なのは理解していますが、どこに原因があるのでしょうか。疲れではありません。しっかりとローテーションをして今日の試合に臨みました。言えることは、集中力のスイッチが大事な場面で切れています。初めてのCKで失点しました。中で誰かがリーダーシップをとっていれば、「2点目は取られないぞ」、「もっとしっかりやろう」といった声が自然と出てくるはずですが、同じ感じで2失点目を喫しました。このような失点は絶対にしてはいけません。それが二度もです。自分は日本という国、文化は本当に大好きです。ですが、メンタルが弱く、リーダーがいません。「もっと絞ろう」、「人に厳しく行こう」とか、「二度と点を取られないようにしよう」とか、中で誰が伝えているのでしょうか。そしてスローインからの失点です。簡単につながせて、クロスが入り、ヘディングでゴールを奪われました。
これまで失点が多かった原因はセットプレーではなく、トランジションの問題でした。蔚山戦は良い部分を見せることができ、そこの修正はできたと思っていました。ただ、(直近のJ1第33節・)柏戦はメンバーを替えて敗れ、今日は蔚山戦と同じ先発を起用したのですが、報われませんでした。とにかく悔しい気持ちでいっぱいです。
--まだ週末にルヴァンカッププライムラウンド準決勝第2戦が残っています。前回の会見でスケジュールについて共有させていただきましたが、日程ではなく、フラストレーションが募るのは選手たちができるのにピッチ上で表現できないことです。できないのであれば、こんなに感情的にもなりませんし、イライラも募りません。最高の選手がそろっているし、信じているからこそ、悔しく、フラストレーションがたまるのです。ここで大事なのは信じる気持ちを持つことです。そして、ピッチ上のリーダーシップが出てほしいです。キャプテンではなくてもいい。若手の山根(陸)でもベテランの飯倉(大樹)でもいいのです。年齢もプロ年数も関係ありません。ハーフタイムには「顔を下げてあきらめるのか」と発破をかけました。名古屋は自分たちが後半、アグレッシブに来ると絶対思っていたはずです。後半は良い場面があった中、名古屋もタフなチームでした。できる選手たちだからこそ悔しさがあります。
名古屋グランパス名古屋
[ 長谷川 健太監督 ]
選手が90分、集中して戦ってくれました。1点返されたあと、相手に多少主導権を握られましたが、集中力を切らさず、チームとしてやるべきことを最後までやってくれました。それが山岸(祐也)の3点目につながったと思っています。ただ、2点のアドバンテージはマリノス相手にあってないようなものです。ホームでしっかりと勝って決勝に行けるように、気持ちと体を切り替えて準備します。
--先制点が主導権を握る上で大事でした。セットプレーの評価を聞かせてください。立ち上がり、良い入りができ、その流れから点を取れました。セットプレーのキッカーの徳元(悠平)も山中(亮輔)もとても良いボールを蹴ります。ウチの武器なので、その武器を生かして得点を取ることができました。
--徳元選手が3アシストです。評価を聞かせてください。今日は言うことありません。ただ、残り90分あるので、良い準備をしてもらいたいです。
--今夏加入した徳元選手がチームにもたらしたものを教えてください。明るさですね。非常に陽気なキャラクターなので、「本当に夏に来たの?」という感じです。(出身である)沖縄の雰囲気なのか、ほんわかした感じでみんなを和ませてくれる存在です。彼の周りに人が集まり、コミュニケーションが増えました。その効果はとても大きい。彼の左足は良かったり、悪かったりで、今日はたまたま良かった日だと思います(笑)。