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琉球vs藤枝の監督コメント(JリーグYBCルヴァンカップ:2024年3月6日)

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FC琉球琉球

[ 金 鍾成監督 ]
前半に少し押し込まれる展開があり、そこはしのぎ切れればいいというところなんですが、前のゲーム(J3第2節・松本戦)後に話したように、マイボールになったときにどういうふうに攻めに転じるかというところが前半は少し弱かった。それは藤枝さんの圧力なのか、連戦の疲労が無意識に出ているのかなと感じました。ハーフタイムで選手たちに話したのは、「ボールを奪った瞬間、攻めるために必要なゼロコンマ何秒単位の判断がゲームの流れを変える。どこでスイッチを入れるのかというところで相手に少しずつプレッシャーを与え、ゲームをモノにするんだ」というところ。先制されましたが、そのあとしっかりゲームを動かせたのが今日のゲームの評価に値するポイントだと思います。最後は押し込まれましたが、守り切って勝てたのは松本戦の教訓が今回は生きたかなと。藤春(廣輝)も「(ルヴァンカップ1stラウンド2回戦で)ガンバとできる」という話をしていたので、勝ちにいくという気持ちを持って次も挑めればと思います。

--2ゴールを決めた佐藤 祐太の評価は。1点目は左サイドを崩しながら冷静にしっかり蹴り込んだと思います。崩すというのはどこかで誰かが背後に抜けて初めて成立するんですが、良いタイミングで抜けて、相手が構えた状態で崩せて取ったことが評価に値すると思います。

2点目は、奪ったあと一瞬の間があったので「外すかも」とよぎったんですが、しっかりと決め切ってくれました。彼がトレーニングから見せるインテンシティーの高さが今日のゲームで出た感じがします。

--大卒ルーキーの庵原 篤人の動きについて。前からのプレッシャーが掛からなくなったタイミングに彼と野田(隆之介)を入れたんですが、野田も久しぶりに走り切ってくれましたし、庵原に関して言えば二度三度と追える選手なので、1人2役ぐらいに前にプレッシャーを掛けられるところが評価できます。あの時間帯で相手からしてみれば「ちょっとペースが違うやつが来たな」という印象を与えられたかもしれませんし、ほかにもいくつかボールを取れそうなシーンもあったので、特長を出してくれたかなと思います。

藤枝MYFC藤枝

[ 須藤 大輔監督 ]
最初から難しいゲームになるのは分かっていました。リーグ戦1分1敗で、前節(J2第2節・千葉戦)も0-4で大敗を喫している。千葉戦での教訓を得て、われわれもベクトルを前にというところで攻守ともにアグレッシブに行こうと入りました。

実際に良い形で何度か攻め切れていた。ただ、1点だけでなく2点以上取らなければいけなかったなと感じます。1点を取ってここからというところで失点し、相手に勇気を与えてしまい、われわれも少し信じられなくなったのかなと。それでもしっかりコントロールできていましたし、ミスをどう捉えるかだと思います。千葉戦でもミスから失点があり、ビルドアップを相手に奪われてそのままゴールされました。ただ、それを完全に止めようと言うのは簡単ですが、われわれはそういうチームではない。そうであれば状況をもっと認知して、いま何をすべきかを判断しなければいけない。まだまだトレーニング不足ですが、逃げることなくロングボールでなく個人個人が判断してレベルアップする必要があるかなと思っています。

ビルドアップ以外でも最後の質の部分。クロスが誰にも触られずにそのまま抜けてしまったり、シュートを打てばいいのに打てなかったりというアタッキングサードでの判断ミス、クオリティーのなさが散見されたかなというのはあります。もちろん個の質を責めるのではなく、組織としてどう攻撃していくかという回数も増やさなければいけない。回数と質の部分をレベルアップしていきたいです。本当はホームにJ1チームを迎え入れたかったのですが、下を向いている時間はないので、また違う夢を追いかけていきたいと思っています。

--千葉戦のスタメンから9人を入れ替えてこの試合に臨んだ意図は。手ぐすね引いて試合に出たいという選手がウチにはたくさんいます。そして今日出られなかったメンバーが非常に悔しがっている顔を見て、われわれはまだ死んでいないなという思いもあります。

今日は次のステージに行けるメンバーを選んできたつもりです。若い選手もいましたし、そういう選手が活気を与えてくれてチームの血を循環させてほしいという思いで臨みました。もちろん勝ちたかったし、勝ちしかこだわってない。勝つことによって自分たちの内容が初めて評価されるので、結果に関しては無念ですけど、非常によくやってくれたと思います。ただ、やっぱり最後のところ。決め切る場面で琉球も体を張って最後守っていましたし、ポストに当たったシュートに関してもあとほんのちょっとの部分。そこで決め切れるためにさらにレベルを上げていきたいところです。

--先制ゴールを奪った中島 大嘉の評価について。もっとできるんじゃないかなと。それぐらい能力のある選手なので、僕の思いとしては1点じゃ足りない。やっぱり複数得点を取ってほしい。彼にボールが入って数的不利な状況であっても、世界を目指している選手であれば絶対に失ってはいけない。もっとできる選手なのでもちろん厳しいことを要求しますし、羽ばたくにはいろいろなものが必要なのかなという思いがあります。結果を残したのはさすがですが、複数得点を奪ってほしかったというのが率直な彼への気持ちです。

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