福岡vs名古屋の見どころ（ＪリーグYBCルヴァンカップ：2023年10月11日）
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ＪリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第1戦 2023年10月11日（水）19:03KO ベスト電器スタジアム
試合終了
11前半0
0後半0
11SH6
5CK7
11FK21
0
- 45+3'鶴野 怜樹
試合経過
スカパー！
SPOOX
天皇杯敗退を力に変えたい福岡。初のタイトル獲得に向け、準決勝第１戦に臨む
10月８日の天皇杯準決勝・川崎Ｆ戦から中２日の福岡と、リーグ前節・広島戦から中10日の名古屋。フィジカルコンディションでは名古屋が有利と言えそうだが、それが内容と結果にどれほどの影響を及ぼすかが、まずはポイントになりそうだ。
さて、メンタルコンディションはどうだろうか。福岡は天皇杯準決勝で川崎Ｆに２－４で敗れて決勝進出を逃した。しかしこの敗戦は、内容的には良さを生かす戦いもできたと捉えることができるものであり、ＪリーグYBCルヴァンカップでのタイトル獲得への強い意欲にもなったと考えられる。
一方の名古屋はリーグ戦直近６試合で勝利がなく、優勝の可能性が低下した状況にある。しかし、それによってこのルヴァンカップに懸ける意欲が高まる可能性もある。そうした心理的状況が試合展開と結果に及ぼす影響は小さくないはずだ。
もう１つ、両者による前回対戦の結果が及ぼす影響も見逃せない。９月16日に行われた明治安田Ｊ１第27節では、84分のウェリントンのゴールにより福岡が１－０で勝利を収めている。内容的にも福岡が上回っており、しかもその勝利が2021年にＪ１に復帰して以降、名古屋戦での初勝利。苦手意識を払しょくした状況で迎えるルヴァンカップ準決勝は、自信を持って臨むことができるだろう。逆に名古屋はその敗戦を今回の戦いの大きなエネルギーに変えるとも予想できる。
この一戦においてのそれぞれにおける注目ポイントは何だろうか。福岡は天皇杯から中２日で迎えるということもあり、大幅なメンバー変更が予想される。また、勝利を収めた前回対戦とも異なるメンバーで先発を組むことが予想されるので、ピッチに立つ選手たちが前回対戦の勝利をどう生かしていくのか。チームスタイルが確立されており、長谷部 茂利監督が「どの選手が出ても同じような戦いができる」と言う自信がうまく表現できるかという点に注目したい。
名古屋としては、リーグ前々節・札幌戦と広島戦で先制に成功していることが前向きな材料。しかし、その後の試合運びが課題だと長谷川 健太監督は捉えており、その改善度合いが勝負のポイントになる。また、前回対戦の反省材料に長谷川監督は３バック同士のミラーゲームの中で、１対１の場面での仕掛ける意欲と成功の確率が物足りなかったことを挙げていた。そこを選手たちがどう表現していくのかにも注目したい。
昨季のルヴァンカップでクラブ史上初となるベスト４進出を果たした福岡はクラブ史上初となるタイトル獲得に向けて、名古屋は2021年以来の制覇に向けて、白熱必至の第１戦に臨む。
［ 文：島田 徹 ］
さて、メンタルコンディションはどうだろうか。福岡は天皇杯準決勝で川崎Ｆに２－４で敗れて決勝進出を逃した。しかしこの敗戦は、内容的には良さを生かす戦いもできたと捉えることができるものであり、ＪリーグYBCルヴァンカップでのタイトル獲得への強い意欲にもなったと考えられる。
一方の名古屋はリーグ戦直近６試合で勝利がなく、優勝の可能性が低下した状況にある。しかし、それによってこのルヴァンカップに懸ける意欲が高まる可能性もある。そうした心理的状況が試合展開と結果に及ぼす影響は小さくないはずだ。
もう１つ、両者による前回対戦の結果が及ぼす影響も見逃せない。９月16日に行われた明治安田Ｊ１第27節では、84分のウェリントンのゴールにより福岡が１－０で勝利を収めている。内容的にも福岡が上回っており、しかもその勝利が2021年にＪ１に復帰して以降、名古屋戦での初勝利。苦手意識を払しょくした状況で迎えるルヴァンカップ準決勝は、自信を持って臨むことができるだろう。逆に名古屋はその敗戦を今回の戦いの大きなエネルギーに変えるとも予想できる。
この一戦においてのそれぞれにおける注目ポイントは何だろうか。福岡は天皇杯から中２日で迎えるということもあり、大幅なメンバー変更が予想される。また、勝利を収めた前回対戦とも異なるメンバーで先発を組むことが予想されるので、ピッチに立つ選手たちが前回対戦の勝利をどう生かしていくのか。チームスタイルが確立されており、長谷部 茂利監督が「どの選手が出ても同じような戦いができる」と言う自信がうまく表現できるかという点に注目したい。
名古屋としては、リーグ前々節・札幌戦と広島戦で先制に成功していることが前向きな材料。しかし、その後の試合運びが課題だと長谷川 健太監督は捉えており、その改善度合いが勝負のポイントになる。また、前回対戦の反省材料に長谷川監督は３バック同士のミラーゲームの中で、１対１の場面での仕掛ける意欲と成功の確率が物足りなかったことを挙げていた。そこを選手たちがどう表現していくのかにも注目したい。
昨季のルヴァンカップでクラブ史上初となるベスト４進出を果たした福岡はクラブ史上初となるタイトル獲得に向けて、名古屋は2021年以来の制覇に向けて、白熱必至の第１戦に臨む。
［ 文：島田 徹 ］
