徳島vs大宮のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2025年3月30日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第7節 2025年3月30日(日)16:04KO 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
試合終了
10前半0
1後半0
11SH8
5CK5
10FK12
0
- 57'鹿沼 直生
これで五度目。クリーンシートを達成した徳島が勝利を収める
立ち上がりは4分間ほど、どちらにもボールが落ち着かない浮き球のラリーが続く。
落ち着き始めると、陣容が見え始めた。攻撃時に徳島は高木 友也が左ウイングのようなポジショニングで高さと幅を作る。同サイドの青木 駿人がSB化するような構図で連係し、大宮のプレスの人数を合いづらくしながら前進を図り、執拗に大宮の右サイドの奥行きを取りにいこうとする狙いが垣間見えた。また、中盤では重廣 卓也が効果的なポジションを見つけて連動すると、コンビネーションから縦に速い攻撃も表現した。
大宮は杉本 健勇にボールが収まると、次の展開が活性化する。起点になって泉 柊椰のサイドアタックを作り出した場面があったり、自らがペナルティーエリア内でパスを受けてコースを突くシュートを放ったりと、存在感を発揮。風上の利点も生かしながらCKの獲得本数も増やした。
前半は両者ともにスコアレスで終了。
後半立ち上がり、大宮に決定機。こぼれ球の延長で泉 柊椰が仕掛けられる構図になり、その延長で自らシュートを放つ。徳島の守備陣に当たったこぼれ球が豊川 雄太の前にこぼれ、ダイレクトでシュートを放つとクロスバーを叩いた。その後も立ち上がり10分ほどは大宮がチャンスを迎える。
しかし、その直後に徳島も反撃し、流れを押し返して57分に先制。
高い位置から限定し、パスミスを誘発した先で山越 康平がダイレクトで縦パスを刺す。渡 大生のポストプレーに鹿沼 直生が攻撃参加し、地をはうようなミドルシュートでゴールネットを揺らした。
大宮は攻撃的タイプを含む3枚代えで流れを変えにかかる。終盤はオリオラ サンデー、カプリーニ、ファビアン ゴンザレスという外国籍選手のパワーで流れをつかむ場面も多数あったが、徳島はカイケを投入して守備の厚みを増すなどして対応した。
徳島が先制点を守り切り、5試合ぶりの勝利。これで今季5試合目のクリーンシート。
[ 文:柏原 敏 ]