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栃木SCvs鹿児島の見どころ(明治安田J2リーグ:2024年9月22日)

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残留に向けての大一番。未来へつなぐ『3』を奪え

明治安田J2第32節、18位・栃木のホームに19位・鹿児島が乗り込む一戦。J2残留に向けての大一番だ。

栃木は前節、ホームで水戸と対戦し、2-3で敗戦を喫した。荒天により1時間半ほど中断して迎えた後半に形勢が逆転。前半終了時点では2-1とリードしていたが、相手に流れを持っていかれ、逆転負けを喫した。

ただ、チームにはきっかけをつかんだ感触がある。守備のエラーは修正する必要があるが、一方で前半は小林 伸二監督体制の栃木が身上とするハイプレッシャーが機能。そのけん引役となる宮崎 鴻も「かなり良かった」と手ごたえを口にするなど、残り7試合に向けて自分たちのあるべき姿を取り戻したゲームでもあった。

鹿児島との残留争い直接対決に向けて、現在はゲームチェンジャーとして機能する山本 桜大は「前半からフルパワーで行くことが大事だと思う。スタメンが疲れたら、交代で入る選手たちが盛り返せばいいだけ」と語る。

ここ6試合勝利がないが、前節でつかんだ良い感触を勝点3へと昇華できるか。

一方の鹿児島は前節、ホームで残留を争う熊本と対戦し、0-2で敗戦。これで7連敗となり、10試合勝利から遠ざかっている。

前節は主導権を握ることができず、力なく敗れた印象がある。ベテランの井林 章は前節終了後に「ピッチに立っている11人がもっともっとコミュニケーションをとって、行くべきところは行って、引くべきところは引く。しっかり声をかけて、みんなで合わせていかないといけない」と振り返っており、チーム一丸で残り7試合に向かっていく必要性を説いた。

残留圏の17位・大分とは栃木が勝点6差、鹿児島が同9差という状況であり、ともに残留のために勝利はマスト。直接対決を制するのはどちらか。

[ 文:鈴木 康浩 ]





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