大分vs栃木SCの見どころ(明治安田J2リーグ:2024年6月16日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第20節 2024年6月16日(日)18:03KO クラサスドーム大分
試合終了
00前半0
0後半2
12SH10
3CK2
19FK6
2
2016年以来の再会。はずみをつけたい師弟対決
結果はスコアレスドローに終わったが、片野坂 知宏監督は試合後、「この引き分けはこれまでの引き分けとは違う意味がある」とコメント。その山形戦から中2日で戦った天皇杯2回戦・鹿児島戦では、若手や負傷からの復帰組を先発させてチームの底上げも進めながら、伊佐 耕平の今季初ゴールにより1-0で勝利している。天皇杯出場メンバーがリーグ戦に絡んでくるようになれば、リーグ後半戦に明るい兆しが見えてきそうだ。前半戦はホームで1勝のみだったので、今節でホーム2勝目を挙げてはずみをつけたい。
対する栃木は小林 伸二監督体制でのリーグ戦5試合目。新体制移行後は2分2敗で、現在13戦未勝利となっているが、試合内容は徐々に上向き。前節・群馬戦は互いにPKで1点ずつを取り合って引き分け。その4日後に藤枝と対戦した天皇杯2回戦は群馬戦から先発10人を入れ替えて臨み、0-2で敗戦したものの、選手交代で流れを引き寄せて複数の決定機を築いている。なお、栃木の直近の勝利は第6節・大分戦。シーズンダブルを遂げて巻き返しの起点としたいところだ。
小林監督は2002年、J2優勝で大分を初めてJ1へと導いた指揮官。翌年にはまだ現役選手だった片野坂監督も、小林監督の下でプレーしている。それ以前に広島でもコーチと選手だった2人の師弟対決は、2016年の天皇杯3回戦・大分対清水以来。ウノゼロで清水が勝ち上がったが、大分も善戦した好ゲームだった。今節の“再会”の行方はいかに。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]