栃木SCvs山口の見どころ(明治安田J2リーグ:2024年4月7日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第9節 2024年4月7日(日)14:03KO カンセキスタジアムとちぎ
試合終了
00前半0
0後半0
6SH9
3CK12
9FK14
0
ホームで立ち上がれ。栃木に求められるリバウンドメンタリティー
栃木は前節、アウェイで千葉にクラブ最多失点試合となる0-8での大敗を喫した。
プレスがハマらずに相手にボールを動かされると、前半だけで3失点。ビハインドを取り戻そうと前がかりになった後半は5失点を喫してしまった。
田中 誠監督は試合後に「自分たちの距離感が広がってしまっていた」、「1対1で負けている場面が目立った」と指摘。選手同士の距離が広がる中では連動したプレスの強度も上がらず、局面の攻防でも後手に回る場面が目立っていた。
中3日で迎える今節は、前節で露呈した課題を修正することと、8失点という衝撃的な敗戦を喫したあとのリバウンドメンタリティーが求められる。
「大敗の悔しさは絶対に忘れず、ただ試合がすぐに来るのでしっかり切り替えて、ホームで勝つことだけを考えて挑みたい」(奥田 晃也)
3試合負けなしのホーム戦で、本来の粘り強い戦いを取り戻すことができるか。
一方、アウェイに乗り込む山口は前節、ホームで熊本と対峙。ぬかるんだピッチコンディションで難しい戦いを強いられる中、53分に平瀬 大が3試合連続となるゴールを突き刺して先制に成功する。しかし、終盤に連続でPKを与えてしまい、2失点を喫して逆転負けとなった。
前々節ではアウェイで難敵の甲府に2-0で勝ち切り、3試合負けなしと良い状態で臨んだ一戦だったが、結果は得られず。今節は栃木と同様、仕切り直しの一戦となる。CBながら3試合連続でゴールを奪っている平瀬のパフォーマンスに注目したい。
なお、栃木の田中監督と山口の志垣 良監督は、2015年から2年間、磐田U-18の監督とコーチの間柄で仕事をしている仲。互いの志向を熟知している2人がどのようなプランを組み、駆け引きを見せるのかにも注目したい。
[ 文:鈴木 康浩 ]