千葉vs山形の見どころ(明治安田J2リーグ:2024年2月25日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第1節 2024年2月25日(日)13:05KO フクダ電子アリーナ
試合終了
21前半0
1後半3
15SH12
3CK4
11FK14
3
涙からのリスタート。昇格候補、激突
昨季はJ1昇格プレーオフで涙を呑んだ両チーム。昨季は前半戦で苦しみ、後半戦で調子を上げたことも共通している。就任2年目となる小林 慶行監督、渡邉 晋監督(昨季途中就任)の下、今季は昨季の後半戦がベースになると考えていい。つまり、両者ともに昇格候補だ。
千葉は開幕戦の1週間前、毎年開幕前の恒例となっているちばぎんカップで柏と対戦し、2-1で勝利した。
90分を通して、高い位置からのプレッシングと素早い攻撃をベースにした自分たちらしいサッカーを展開。ただ、決めるべきチャンスは数多くあったが2点にとどまり、後半アディショナルタイムに失点した。
小林監督は「始動日から積み上げてきていることの大枠は表現できた」と評価する一方、得点機会逸失や失点場面について「ああいうことがあると自分たちの目標を達成できない」との考えを選手たちとも共有。公式戦の前に手ごたえと課題をそれぞれ感じられたことは、チームにとってプラスだったと言えるだろう。
山形は非公開練習を増やして準備を進めてきたが、特に昨季のJ2・6位以内で最も失点が多かった守備の改善に着手してきた模様。山形も攻撃的なチームではあるが、千葉の攻撃をいかに止め切るかということも大きなポイントになりそうだ。
昨季の対戦成績は山形の2勝。さらに過去10試合で7勝3分と近年の成績は山形が圧倒している。そのデータを覆したい千葉、千葉戦での連勝を伸ばしたい山形。いずれも悲願に向けて好スタートを切りたいということに変わりはないだろう。
開幕戦からフクアリで熱い戦いが繰り広げられそうだ。
[ 文:菊地 正典 ]