藤枝vs清水の見どころ(明治安田生命J2リーグ:2023年9月30日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第37節 2023年9月30日(土)13:03KO 藤枝総合運動公園サッカー場
耐えて、握って、決め切る。藤枝に必要な3要素
藤枝は町田、東京V、清水、長崎という、現トップ6との4連戦の3試合目。町田と東京Vにはしぶとく引き分け、3戦負けなしで21位・金沢との勝点差を『9』に広げたため、清水には思い切ってチャレンジできる状況になってきた。
ただ、前回対戦では立ち上がりから圧力を掛けられてミスが増え、16分までに3失点して0-5の大敗。そのため「まず前半で失点しないことが大事」と、清水ユース出身のCB鈴木 翔太は言う。最近の粘り強さにもつながっている序盤のセーフティーな試合運びを継続して「耐えるところはしっかり耐えて、少しずつ自分たちがボール回して主導権を握っていって、チャンスでしっかり決め切る」(鈴木)ことが勝利へのポイントとなりそうだ。
清水は現在14戦負けなしとクラブ記録を更新中で、直近5試合ではオウンゴールの1失点だけという堅守も見せている。前節・甲府戦は勝ち切れなかったが、磐田が敗れて東京Vも引き分けたため2位を堅持し、「(昇格への)機運が高まってきている」と秋葉 忠宏監督は言う。
守備は計算できるだけに、守りを固めた相手をどう崩すかというのが、甲府戦に続く課題となる。そこで大きなカギを握るのは、やはり司令塔・乾 貴士の存在だ。「乾くんのポジションを見ながら、顔の上がり具合を見ながら動くということを僕は意識しています。そうすれば絶対に見てくれるので、今回もそのタイミングを合わせていきたいです」とサイドハーフの中山 克広は口にする。
乾の存在も含めていまの清水は倒すのが非常に難しい相手だが、藤枝としては圧力に耐え続けることができればチャンスはあるはず。
藤枝総合運動公園サッカー場が過去最多の入場者数になることは間違いなく、その中でどれほど熱い戦いが繰り広げられるのか。静岡県内では地上波の中継もあり、まさに必見の試合になることは間違いない。
[ 文:前島 芳雄 ]