山口vs町田の見どころ(明治安田生命J2リーグ:2018年10月17日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第26節 2018年10月17日(水)19:04KO 維新みらいふスタジアム
試合終了
00前半0
0後半1
7SH5
6CK9
14FK17
1
- 76'杉森 考起
スペースがあるエリアは同じ。“裏取り合戦”となるか?
台風12号の影響で延期になっていた試合。本来行われる予定だった7月29日の時点では、山口が暫定4位、町田が2位という上位対決だったが、山口は暫定10位にまで沈んでしまった一方で、町田は暫定3位につけている。
山口は中3日、町田は中2日の連戦。休養が1日多く、しかもホームで戦える山口が有利に見えるが、現在のチーム状況で見れば町田が上回ることに異を唱える者はいないはずだ。
山口は2連勝で迎えた直近の明治安田J2第37節・福岡戦に0-1で敗戦。霜田 正浩監督が「自滅で点を与えてしまって、最後の最後まで追いつくことができなかった」と話したとおり、立ち上がりにバタついてミスから失点し、後半は圧倒的に攻めたものの決定力を欠いて得点を奪えず。J1参入プレーオフ圏が大きく遠のいてしまった。
一方の町田は暫定首位の大分と対戦し、再逆転の末に3-2で勝利。大分に何度も裏を取られ、相手の決定力不足に助けられた面もあったが、後半にロメロ フランクがこの日2点目となる決勝ゴールを決めた。相馬 直樹監督は「うまくいかない時間があった中で、ベンチも含めて修正しながら勝利をもぎ取ったことは価値のあるものになった」と手ごたえを口にした。
今節の見どころは、ともに最終ラインの裏に広いスペースがあるだけに、どれだけそこにボールを入れることができるかだろう。それはすなわち、球際の激しい争いでどちらがより多くマイボールにできるかということになる。
山口と町田は、2008年の全国地域サッカーリーグ決勝大会でJFL昇格を争い、2015年のJ3でも終盤の首位争いを演じたライバルだけに、この試合も激しい試合になりそうだ。
[ 文:田辺 久豊 ]