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大分vs山形の見どころ(明治安田生命J2リーグ:2017年11月5日)

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戦術の浸透進む大分。PO進出のため果たしたい、前回対戦のリベンジ



前節・千葉戦で2点を先行され、猛追するも1点を返すにとどまり敗れた大分が、こちらは前節・愛媛戦で2点のリードを守り切れず、後半アディショナルタイムに追い付かれた山形を、大分銀行ドームに迎える。

明治安田J2第7節に極寒のNDソフトスタジアム山形で行われた前回対戦は、前半に2得点した山形に、大分が後半の2得点で追い付いたが、85分に阪野 豊史がネットを揺らして山形が突き放した。大分にとってはその雪辱を果たしたいとともに、勝点3を積み上げることでJ1昇格プレーオフ進出の可能性をつなげたい一戦だ。

山形は7月以降、システムを4バックに変更し、中盤と前線の並びをさまざまに試行錯誤してきたが、ここ3試合は[4-3-3]の形を継続。よく整理された組織的な守備で相手の攻撃を阻みながら、好調の攻撃陣がゴールを狙う。

大分が勝利するためには、攻守両面で乗り越えなくてはならない要素がある。攻撃では、山形のプレッシングをかわしながら攻撃を組み立てること。戦術の浸透とコミュニケーションの深化に伴い、最近は後方からのビルドアップも安定感を増しているが、山形も大分をよく研究してくるはず。その守備をハメさせず、うまく剥がしながらボールを動かして、決定機を確実に仕留めたい。守備では第一に、前回対戦でも得点を奪われた阪野や瀬沼 優司ら、強力なFW陣にボールを収めさせないこと。彼らに起点を作られれば、自らも決定力があり、機動力のある周囲も絡んで、危険にさらされることになる。

川西 翔太は、「相手のサッカーをさせずに自分たちのサッカーを表現できれば必ず勝てる」と闘志を燃やす。古巣戦でもあるが、「いまはそれよりも大分のために力を尽くしたい」と勝利を誓った。

[ 文:ひぐらし ひなつ ]





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