千葉vs群馬のマッチレポート・動画(明治安田生命J2リーグ:2017年4月8日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第7節 2017年4月8日(土)15:03KO フクダ電子アリーナ
試合終了
10前半1
1後半0
9SH10
7CK3
26FK15
1
対照的な前後半の内容。千葉は髙橋壱晟が初得点も勝点3に届かず
ここ3試合勝ちのない10位・千葉と、開幕から6連敗中の最下位・群馬の一戦は、前後半の内容がそのまま結果に反映されたゲームとなった。
大方の予想に反し、前半、主導権を握ったのはアウェイチーム。最終ラインを高く設定し、前線からプレスを掛ける「今シーズンのスタイル」(高井 和馬)で、全敗中のチームとは思えないアグレッシブな戦いを見せる。すると5分、高井がうまく体を入れて、熊谷 アンドリューからピッチ中央でボールを強奪すると、前に出ていたGK佐藤 優也のポジションを見逃さず、ロングシュート。しっかりと枠をとらえたボールはそのままゴールに吸い込まれ、難なく先制に成功する。その後は追加点こそ奪えなかったものの、千葉のシュートを1本に抑え込み、攻守ともに際立つ内容で前半を終えた。
千葉は後半開始と同時に、ここ3試合欠場していた町田 也真人を送り込み、布陣を[4-3-3]に変更。このシステム変更が奏功し、主導権はホームチームに移る。町田がスペースをうまく見つけてボールを引き出し攻撃のリズムを作ると、67分の同点ゴールもその町田を起点に生まれる。右サイドで町田がスルーパスを送ると、深い位置まで進入した北爪 健吾のクロスに飛び込んだ髙橋 壱晟が右足で合わせてプロ初ゴール。千葉は試合を振り出しに戻した後もセカンドボールを拾い続け、波状攻撃を仕掛けるが、ネットを揺らすには至らず。1-1のスコアを動かせないまま、終了のホイッスルを迎えた。
群馬は今季初となる勝点を獲得。次節以降につながる結果となった。一方の千葉は、これで4試合勝利から遠ざかることとなり、いまだ発展途上であるチームの現状をあらためて印象付ける結果となった。
[ 文:大林 洋平 ]