長崎vs横浜FCのマッチレポート・動画(明治安田生命J2リーグ:2017年3月5日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第2節 2017年3月5日(日)13:03KO トランスコスモススタジアム長崎
試合終了
10前半0
1後半1
11SH12
6CK8
16FK22
1
開幕連勝は逃すも、一定の手応えを得た両指揮官
開幕連勝を懸けて戦う両チームは、開幕戦からそれぞれ先発を1人ずつ変更。長崎はファンマに代わって木村 裕、横浜FCは南 雄太に代わってこれが横浜FCでのリーグ戦デビューとなる高丘 陽平が入った。
イバを起点とした横浜FCの攻めに立ち上がりから押し込まれる展開が目立った長崎だが、この時間帯をしのぐと落ち着きを取り戻す。13分には吉岡 雅和が高い位置でボールを奪うとそのままクロスを入れる。逆サイドの飯尾 竜太朗がシュートを放つも、高丘に阻まれた。横浜FCも長崎のゴールに迫る場面はあったが、ラストパスやシュートの精度を欠く場面が目立つ。互いにビッグチャンスと呼べるようなシーンはないまま、スコアレスで前半を折り返した。
後半に入り、先にスコアを動かしたのは横浜FCだった。57分、野村 直輝が左サイドからクロスを入れる。これはクリアされるが、こぼれ球に反応した中里 崇宏がミドルシュートを放つとDFの手に当たり、PKの判定。このPKをイバが決め、59分に横浜FCが先制する。先制された長崎だが、ここから巻き返しを見せる。横浜FCに対して圧力を掛けていくと78分、飯尾のクロスを翁長 聖が折り返すと、これに反応した中村 慶太のシュートはDFに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。試合は振り出しに戻り、勝点3を目指す両者の戦いはオープンな展開に。互いにゴール前でチャンスを迎えるが、勝越し点は生まれなかった。
引き分けに終わり、開幕連勝とはならなかった両者だが、中田 仁司監督は「内容としては今、横浜FCとしてやろうとしていることを選手は一生懸命に出してくれています」と話し、高木 琢也監督も「勝点1という結果の中では非常に満足しています」と、両指揮官ともに一定の手応えは得ている様子だった。
[ 文:杉山 文宣 ]