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横浜FCvs徳島のマッチレポート・動画(明治安田生命J2リーグ:2016年7月10日)

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横浜FC、前半を乗り切るも後半に2失点

追い風を背に序盤から徳島が横浜FCを押し込んだ。徳島は前線から積極的にプレスを掛けて横浜FCにロングボールを蹴らせ、そのセカンドボールを拾って主導権を握る。受け身になった横浜FCにさらに不運が襲った。19分に右サイドバックの市村 篤司が頭部の流血で治療のためピッチを離れ、その2分後、1列下がってその穴を埋めていた小野瀬 康介がドリブルへの対応で負傷し、担架で運ばれた。市村はすぐ戻ったものの、小野瀬は戻れず松下 年宏に交代。アクシデントの連続に「リズムが取れなかった」(中田 仁司監督)横浜FCは、28分、30分と連続して山﨑 凌吾に決定機を許すが、南 雄太のファインセーブもあり無失点で前半を終えた。

後半も徳島が優勢に試合を進めるが、横浜FCも粘り強く守り、反撃の機をうかがう。59分、三浦 知良に代えて津田 知宏の投入が反転攻勢の合図となるはずだったが、徳島の先制ゴールはその直後の65分だった。セットプレーの流れから、最後尾でボールを持った内田 裕斗のロングボールに佐藤 晃大が競り勝ち、いち早く反応した山﨑が押し込む。取り返しにいかなければならない横浜FCだが、焦りからミスが多く、なかなか決定機にまで至らない。それでも次第に圧力を掛けて押し込み、89分から連続してゴール前で混戦となる場面も作ったが、ゴールマウスは割れず、逆に92分にカウンターから途中出場のアレックスに追加点を奪われ万事休す。徳島が4試合ぶりの勝利をアウェイで収め、横浜FCは暫定順位を17位に落とす痛い敗戦となった。

[ 文:芥川 和久 ]
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