山形vs山口のマッチレポート・動画(明治安田生命J2リーグ:2016年7月3日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第21節 2016年7月3日(日)18:00KO NDソフトスタジアム山形
試合終了
22前半0
0後半1
6SH8
3CK3
14FK14
1
大黒の2発で勝ち切るも、課題が残った山形

リーグ戦では初顔合わせとなったカードは、ホームの山形が前半、大黒 将志の2ゴールでリード。後半は山口が追い上げたものの、反撃は庄司 悦大のゴールの1点にとどまり、2-1で山形が勝利を収めた。
ともに前節、前半で2点をリードされる試合を経ているが、開始からしばらくは互いに相手の守備を崩し切れない時間が続いた。すると、山形は林 陵平が試合中の接触で負傷し、16分に大黒 将志と交代するアクシデントに見舞われる。しかし、その5分後、CKを獲得した山形は、ショートコーナーからニアでコースが変わったボールを、代わって入ったばかりの大黒がヘディングで押し込み、先制した。
山形はその後もカウンターからチャンスを作りながら得点できずにいたが、42分、アルセウからの縦の浮き球に大黒が絶好のタイミングで抜け出し、フリーで放ったボレーシュートがゴールネットを揺らした。
前節に続いて前半で2点をリードされる展開となった山口は、後半に入って前掛かりに攻撃を展開した。そして63分、途中出場の中山 仁斗が右スペースに走り込み、クロスをファーサイドで島屋 八徳が折り返し。福満 隆貴を経由し、最後は庄司が落ち着いて流し込んだ。
1点差に詰め寄った山口はさらに押し込み、島屋が決定機を迎えるなど、同点に追い付くチャンスを何度か作ったが、山形の守備が粘りを見せたことで決め切れず、2-1で山形がリードを保ったまま試合を終えた。
後半は安定しない試合運びで、シュートも1本のみに終わった山形だが、3試合ぶりの勝利を挙げ、中2日で前半戦の最終戦となる熊本戦を迎える。
[ 文:佐藤 円 ]