東京Vvs神戸のマッチレポート・動画(明治安田J1リーグ:2025年4月12日)
一覧へ明治安田J1リーグ 第10節 2025年4月12日(土)15:03KO 味の素スタジアム
試合終了
00前半0
0後半1
8SH6
4CK8
7FK11
1
- 51'汰木 康也
カウンター炸裂。神戸が“ウノゼロ”で勝星をゲット
前節・横浜FM戦までの3連戦をすべてドローで終えて4試合ぶりの勝利が欲しい東京Vと、前節で新潟に今季初勝利を献上した神戸。状態を上げるために勝星が欲しい両者が味の素スタジアムで相まみえた。
東京Vは前節と同じ11人をチョイス。サブには古巣戦となる川﨑 修平が入った。対する神戸は、前節の先発から右ウイングを武藤 嘉紀からエリキに変更。右SBは広瀬 陸斗に替わって前節は左SBに入った酒井 高徳が務め、本多 勇喜が明治安田J1第2節・名古屋戦以来となるスタメン入りを左SBで果たした。
開始早々から神戸に絶好機。大迫 勇也が起点となって酒井 高徳からエリキとテンポよく右サイドから崩すと、ペナルティーエリア内でのラストパスに汰木 康也がダイレクトシュート。しかし、枠を捉えることができない。
以降も神戸がボールを保持してチャンスをうかがう。21分にはCKから山川 哲史がヘディングで合わせたが、枠の左に外れる。
対する東京Vも福田 湧矢からのパスを受けた染野 唯月がペナルティーエリア外から右足を振り抜いたが、GK前川 黛也のセーブに遭う。
32分には最終ラインの背後に抜け出した木村 勇大がペナルティーエリア内で倒されるも、立ち上がって横の福田 湧矢へ。しかし、福田 湧矢のダイレクトシュートはゴールまで戻った山川 哲史にブロックされてしまう。
41分、東京VのCKから綱島 悠斗と競り合った前川 黛也がボールをこぼし、さらに鍬先 祐弥のクリアが小さくなる。このボールを綱島 悠斗がダイレクトボレー。ネットを揺らしたが、オンフィールドレビューの結果、綱島 悠斗の前川 黛也へのファウルがあったとして、東京Vの得点は取り消されてしまう。
東京Vは前半アディショナルタイムにも綱島 悠斗、新井 悠太がそれぞれシュートを放って相手ゴールを脅かすも、スコアは動かず。0-0で前半を終える。
後半に入り迎えた51分、神戸の宮代 大聖が中盤で相手を外して突破すると、左のエリキが折り返し、中央で待っていた汰木 康也がシュートを決めて先制。カウンターを完遂した神戸が1点をリードする。
東京Vは63分、左サイドから新井 悠太がクロスを供給し、ファーの染野 唯月がヘディングシュートを放つも、クロスバーの上を越える。その2分後には投入されたばかりの山見 大登が背後に抜け出してGKと1対1の絶好機を迎えるも、前川 黛也に止められてしまい、同点には追いつけず。
東京Vは77分、宮原 和也と染野 唯月に代えて翁長 聖と川﨑 修平を投入。川﨑 修平は2シーズンぶりのJリーグ復帰戦となった。
以降は中盤でのつぶし合いが続き、互いに相手ゴール前まで進入できない時間帯が続く。その中で86分、東京Vの綱島 悠斗がペナルティーエリア手前で佐々木 大樹を倒し、この日2枚目のイエローカードで退場処分となってしまう。
数的優位となった神戸は前から圧力を掛けて1点を守りにいく。東京Vは前進するのに苦労し、相手陣内へとボールを運ぶことができない。最後までリードを守り抜いた神戸がアウェイで勝利を手にした。
[ 文:藤井 圭 ]