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G大阪vs名古屋のマッチレポート・動画(明治安田J1リーグ:2025年4月12日)

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負の流れにピリオド。G大阪、「完成された試合」を披露


Jリーグの歴史を彩ってきた“オリジナル10”の両雄がパナソニック スタジアム 吹田でぶつかり合った。

G大阪は14位、名古屋は19位という状況なだけに、互いに必要なのは勝点3。メンバー構成にも両指揮官の思いが見てとれた。

ここ4試合勝利がないG大阪は、直近の2試合で用いていたダイヤモンド型の[4-4-2]から布陣を変更し、[4-2-3-1]に原点回帰。前節・柏戦からスタメンを2人入れ替え、現状のベストに近い顔ぶれをピッチに送り出したが、宇佐美 貴史はメンバー外となった。

一方、2試合ぶりの勝利を目指す名古屋は前節・湘南戦からスタメン3人を変更。キャスパー ユンカーは前節同様、ベンチスタートとなった。最終ラインを束ねる佐藤 瑶大にとっては古巣戦でもある。

「今年のガンバはボールを持つことが大事になる」。名古屋戦のポイントをこう話していたG大阪のダニエル ポヤトス監督だが、最終ラインからボールを動かしたいG大阪に対して名古屋はハイプレスを実行せず、鈴木 徳真ネタ ラヴィの両ボランチにボールを自由に入れさせないという、狙いを持った守備で対抗した。

対照的な戦いぶりながら、序盤は探り合うきっ抗した時間が続く。その中で18分、黒川 圭介のクロスに半田 陸が飛び込んで最初のチャンスを作り出すと、G大阪の攻撃のギアが一気に上がる。

ネタ ラヴィが攻撃をけん引し、名古屋を徐々に押し込むと、24分には満田 誠のクロスに飛び込んだイッサム ジェバリが足先で際どいシュート。

対する名古屋は単調なロングボールに終始し、ボールの収まりどころがなかったが、42分、佐藤 瑶大のパスを起点に攻め込むと、左サイドから切れ込んだ浅野 雄也がチーム最初のシュートを放つ。しかし、これは枠を捉えなかった。

後半から森島 司三國 ケネディエブスを投入し、流れを変えたい名古屋だったが、G大阪が押し込む展開は変わらない。52分、満田 誠のパスに抜け出したイッサム ジェバリが枠内にシュートを放つが、GKシュミット ダニエルにセーブされ、ネットを揺らせなかった。

カウンターでも怖さを出せず防戦一方の名古屋に対して、G大阪は63分、ネタ ラヴィが中央で相手をドリブルではがして持ち上がったプレーを機に、イッサム ジェバリがDF2人をかわして技ありのフィニッシュ。待望の先制点をゲットする。

ビハインドを負った名古屋はキャスパー ユンカー菊地 泰智を連続投入し、流れを変えにかかるが、G大阪の勢いは止まらなかった。

76分にはファン アラーノが持ち込んで放ったシュートがポストに嫌われたものの、こぼれ球を拾ったイッサム ジェバリのパスを受けた山下 諒也が蹴り込み、リードを広げた。

名古屋の決定機は皆無で、放ったシュートもわずか2本。長谷川 健太監督は会見で「今日はもう完敗を認めます」と語ったが、スコア以上にG大阪が名古屋を圧倒。ダニエル ポヤトス監督が「完成された試合だった」と胸を張ったG大阪が、5試合ぶりの勝利で負の流れにピリオドを打った。

[ 文:下薗 昌記 ]
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明治安田J1リーグ 第11節
2025年4月19日(土)14:00 Kick off

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