京都vs福岡の選手コメント（明治安田Ｊ１リーグ：2025年3月9日）

MF 29奥川　雅也Masaya OKUGAWA

良い時間帯のときにもっとチャンスを増やさないと、今日の後半みたいに徐々に相手ペースになってしまいます。ペースを持っていかれたことが、もったいなかったです。

－－前半のシュートについて。少しボールが後ろへ来たことはありましたが、イメージどおりにトラップもできましたし、あとはシュートをニアの上へ狙えれば入っていたかもしれません。ああいうふうに人数が少ない場面でもシュートまで持ち込めていることはポジティブかなと思います。

－－自身の状態も上がってきている？そうですね、前節（・川崎Ｆ戦）で初めから試合に出させてもらって、チームのやり方を理解しないといけない中でプレスの掛け方なども少し分かってきた部分がありました。今日は試合へ入りやすかったです。（対人守備も）ヨーロッパでは大事な部分でしたし、走って（自陣へ）戻ることは京都サンガで求められています。ああいう場面を増やしつつ、あそこから攻撃へ持っていければもっと良い。そこが次の課題かなと感じています。

MF 7川﨑　颯太Sota KAWASAKI

－－失点について。ウェリントン選手が入ってきて相手の狙いはあれしかないというのは、相手も自分たちも分かっている中で、オフサイドかどうかというのもありますが、ああやって簡単にウェリントン選手に競らせてしまって、シュートのクオリティーのある紺野（和也）選手に打たせてしまっては、ああなります。あれを防ぐために前半からプレッシャーを掛けていたんですが、少しスキができてしまったのかなと思います。

－－セカンドボールをなかなか拾えなかったが。自分たちも修正しながら拾えるようにしようとしましたが、なかなか拾えませんでした。相手の競り方も上手でしたし、相手の距離感と自分たちの距離感で、相手をフリーにしたくないけれど、自分たちも離れ過ぎてしまうとボールを相手に拾われてしまいます。そこは反省しないといけませんが、あまり拾えないことにストレスを抱えないほうがいいなとも思ってプレーしていました。

－－攻撃について。FWの選手へクロスを上げるというところはありますが、その後のセカンドボールを拾って２次攻撃や３次攻撃を仕掛けるところで（最初と）同じようにシンプルにクロスを入れるだけではなく、例えば違うポジションを取ったり、中盤が飛び出すことが少なかったです。そこが物足りませんでした。

MF 8紺野　和也Kazuya KONNO

前半や後半のチャンスで決められていれば良かったんですが、相手GKもすごく良いGKでした。（先制点の）チャンスで決め切ることができて良かったです。ウェリントンはほぼほぼ競り勝ってくれます。最初は縦へ抜けようかと思ったんですが、そこからカットインして、そのあとに（対峙したDFの）股が空いているように見えたので、股抜きのシュートを狙ったらうまくいきました。去年もここ（サンガスタジアム by ＫＹＯＣＥＲＡ）で決めたんですが、チームとして勝つことができたのが良かったです。

３連敗したあと、一度ベースに立ち返って戦うことや走ること。あとは失点が多かったので、守備の選手だけじゃなくて、チーム全体として組織を作って失点をゼロでいかないと勝つ可能性は低くなるということは話しました。そこをここ２試合できているからこそ、みんなで１点を取って勝つことができています。得点数がもっと増えればいいんですが、これから徐々に増えていくと思います。練習からみんなでコミュニケーションをとっていけば、良い選手ばかりなので、コンビネーションが生まれていくんじゃないかと思います。

－－FWのタイプが途中で変わったことで、紺野選手も変えた部分はある？シャハブ（ザヘディ）のときは近くにいてコンビネーションなどを意識していましたし、ウェリ（ウェリントン）が入ったときはロングボールを競り勝ってくれるので、セカンドボールを拾ったりすることは意識していました。

－－次節・FC東京戦へ向けて。最初は３連敗でスタートは悪かったですけれど、しっかり取り返してきているので、次のFC東京戦もすごく大事になります。ホームゲームなので、良い準備をして３連勝できるように頑張りたいです。

GK 31村上　昌謙Masaaki MURAKAMI

前節（・神戸戦）で連敗を止めた次の試合だったので、チームとして波に乗っていけるのかどうか、立ち位置が分かれる大事な試合だと僕は捉えていました。そこで勝点３を取れたことは、すごく良かったです。

－－村上選手の好セーブもあったが。止めることができたのはみんながいたからです。シュートコースを限定してくれる選手がいる、ハードワークをしてくれる選手がいるおかげで、僕が止められています。仲間に感謝していますし、それよりも僕自身がきっ抗した試合で自分自身のミスなどでピンチを招いたり、ボールをロストしてしまうこともあったので、物足りないし、もっと気を引き締めないといけません。GKとして完璧にできることはありませんが、完璧を求め続けていかないといけません。今日の試合も良かったというよりも、自分の中でふがいない場面も多かったので反省していきたいです。