京都vs鹿島のマッチレポート・動画(明治安田J1リーグ:2024年11月17日)
一覧へ明治安田J1リーグ 第29節 2024年11月17日(日)14:03KO サンガスタジアム by KYOCERA
試合終了
00前半0
0後半0
12SH14
2CK8
19FK16
0
ともに作った多くのチャンス。だが、一度もネットは揺れず
ホームの京都は直近の明治安田J1第36節・川崎F戦から先発を2名変更。出場停止のアピアタウィア 久に替わって最終ラインには宮本 優太が入り、中盤に出場停止明けの川﨑 颯太が入った。アウェイの鹿島は直近の第36節・名古屋戦から先発を1名変更。出場停止の鈴木 優磨に替わって名古 新太郎が起用された。
最初のチャンスは京都。8分、右サイドから攻め込み、マルコ トゥーリオからの折り返しに2列目から走り込んだ川﨑が合わせたが、シュートはGK早川 友基の正面を突いた。19分には前線へ縦パスを送り、ラファエル エリアスのポストプレーから中央突破を試みる。これは相手に阻まれ、クリアボールを拾ったマルコ トゥーリオが右足でミドルシュートを放つが、枠を捉えない。
一方の鹿島は37分に決定機を迎える。左サイドで安西 幸輝が競り合いから前へ抜け出し、サイドの奥のスペースへ走り込む仲間 隼斗へパス。仲間が左サイドからクロスを上げると、ファーサイドで樋口 雄太が合わせたが、こちらもGKの正面を突いてしまう。
両チームともに球際や空中戦の競り合いで激しさを見せ、攻守の切り替えやスプリントの部分でも積極的な姿勢を見せた前半は、スコアレスで終了した。
後半開始から鹿島は仲間に代わって、負傷から復帰した田川 亨介を前線に投入する。田川はさっそく47分に前線でボールを受けると、ドリブルで持ち運んで強烈なミドルシュートを放つ。だが、ポストの左に外れていった。京都もその直前に中盤でのパスカットからカウンターを繰り出し、原 大智が左サイドから上げたクロスにゴール前でラファエル エリアスが頭で合わせたが、鹿島守備陣の体を投げ出した対応に阻まれる。
両チームともにチャンスのある一進一退の攻防が続き、69分に鹿島は途中出場のターレス ブレーネルが上げたクロスをファーサイドで安西がヘッドで合わせたが、京都のGK太田 岳志が鋭い反応でセーブ。京都は77分、川﨑のスルーパスに反応して抜け出したラファエル エリアスが、切り返しから相手DFのマークを外して左足で狙ったが、惜しくもクロスバーの脇に外れてしまう。さらに82分には左サイドからの折り返しに、中盤の底からエリア内まで走り込んだ福岡 慎平が合わせたが、シュートは早川の正面へ。
86分には鹿島がチャンスを迎え、左サイドからの折り返しに反応した知念 慶がゴールを狙うが、枠を捉えられない。京都も89分、佐藤 響からのフィードに抜け出した平戸 太貴がエリア内で、飛び出してきた早川の頭上を越えるシュートを狙ったが、ミートし切れずに防がれた。90+1分には鹿島に最後のチャンス。エリア内でパスを受けたターレス ブレーネルが反転から右足を振り抜いたが、太田に右手一本で防がれ、またもゴールを割れない。
シュート数は京都が12本、鹿島が14本と互いに攻め、チャンスも多かった試合となったが、最後の決定力を両チームともに発揮できずに試合終了。京都は1ケタ順位を、鹿島は来季のAFCチャンピオンズリーグエリートに出場するチャンスを高めるためにも3位以内を目指す中で、勝点1の積み上げにとどまった。
[ 文:雨堤 俊祐 ]