鳥栖vs横浜FMの選手コメント(明治安田J1リーグ:2024年11月9日)
一覧へ明治安田J1リーグ 第36節 2024年11月9日(土)14:03KO 駅前不動産スタジアム
試合終了
11前半1
0後半1
11SH11
5CK6
11FK19
2
- 26'原田 亘
-
45+2'西村 拓真
80'アンデルソン ロペス
サガン鳥栖鳥栖
--規制と撤退を駆使して、バランスよく前半は守れていたと思います。カウンターからの先制点を含め、良い試合運びができていたのでは?もうちょっとボールを持ちたかった感じはありましたけど、相手に持たれているという感覚もなくて、持たせているという感覚は全員が持っていたと思うので、前半の守り方に関しては悪くなかったと思います。最後に失点はしてしまいましたけど、それ以外のところに関しては、ハーフタイムにも監督からは「全然悪くない」という話もあったので、全員がそれなりの自信を持ってやれていたと思います。
--後半は押し返す圧が減った印象です。圧力の問題でもあるし、体力を回復、維持するために必要だったボール保持で頑張れなかった印象があります。後半はモロに個人の、横浜FMの選手とウチの選手の技量の差が出たのかなと感じています。もちろんチームとしての形もあるし、保持に関しては相手のほうが上手だったというところはあるんですが、それにしてもちょっと追われたところではがし切れない、キープできない。前に当てたボールを失ってしまうとか、そういったところが後半は見受けられたかなと思います。
僕もインターセプトが2回くらいあったと思いますが、そこからカウンターに持っていける場面もありましたが、そこでフィニッシュまで持っていくところの差は横浜FMと(の違いとして)あったかなと思うし、そういう少しの差で後半全体にあれだけの差が出たかなと思っています。
--規制と撤退を駆使して、バランスよく前半は守れていたと思います。カウンターからの先制点を含め、良い試合運びができていたのでは?基本的にはこっちの勢いに持っていきたかったので前から奪いにいくし、あとは渡辺 皓太選手がボールをピックアップするのが早いので、そこに対してFWがどれだけ早くプレスバックして自由を与えないかは意識していました。少しファウル気味になったところはありましたけど、相手にペースを与えなかったと思うし、それで先制まで持っていけたので、前半は狙いどおりの守備はできたかなと思います。
--後半は体力的なところで守備で追う圧は減ったと思います。ボール保持で頑張れないぶん、そこの圧を維持できなかった印象です。行くところでは奪いにいっていたんですけど、どうしても連動し切れない時間帯もありました。そこは我慢していた部分はありました。途中でパギくん(朴 一圭)とも話したんですが、ゴールキックで相手はプレスを掛けない雰囲気を見せて、こっちが後ろでつないだ瞬間にハメにくるところがあって、そこで相手の土俵に自分たちから乗ってしまったところがあった。そこはもっとシンプルに前半のようにハッキリと前に蹴って、セカンドボールを回収するべきだったなということは話しました。そこで横浜FMの前からの勢いを自分たちで引き寄せていったかなと思います。
--アシストの場面について。あそこは自分がフリーということが分かっていました。相手がそこまでうまく守れていない印象があったので、外を見せながら前につけるというのは自分の中でも意識している部分。(アシストはゴールを決めた原田)亘くんのおかげですけど、あれがしっかりゴールにつながって良かったかなと思います。
--鋭いパスでしたが、原田選手がうまく受けてくれたという印象でしょうか。練習からああいうのは意識していますし、ああいうところは続けてやっていたので、亘くんも分かってくれていたと思いますし、そこは意思疎通を図れていたと思います。
--シュートを打つ場面もありましたが、その後の試合運びについて。点を取ってからのゲームの進め方だったり、もうちょっとボールを効果的に動かすということはやっぱり課題かなと思います。個人としてもそこで違いを見せられなかったというのもあるし、シュートも何本かありましたけど、それを決めておけば勝てたと思うので、そこは自分自身の問題かなと思います。
--残り2試合に向けて。そもそも連勝が少ないというのは聞いていましたし、そういうのが懸かった試合でやっぱり勝てないというのは、まだまだ上に行ける力のあるチームではないというのが結果として出たと思います。そういう意味で残り2試合をしっかり勝って、今季2回しかしていないと聞いているので、連勝を。良い締めくくりができればいいかなと思います。
横浜F・マリノス横浜FM
--リーグ戦では7試合ぶりの勝利になりました。リーグ戦では全然勝っていなくて、ふがいない形で残留争いに巻き込まれていました。今日の1勝は大きいかなと思っています。
--2点目のアシストの場面は人がたまっているところにうまく関わってのアシストでした。(井上)健太とカツ(永戸 勝也)の三角形で、健太にはたいた時点であの形になるのは自分の中で見えていました。カツがうまく良いところに落としてくれて、ロペ(アンデルソン ロペス)があそこのニアに入ってくることは分かっていたので、そこがうまくいきました。
--厳しい日程の中で総合力が問われる試合でしたが、途中出場で仕事を果たしました。自分のところで違いを作ることや、“ゲームチェンジャー”ではないですけど、そういう役割を果たすことは途中から出るときは意識しています。
--残留という目線で見たときには大きな勝利だったと思います。ここで負けてしまってヒヤヒヤしながら1週間を過ごすのではなく、しっかり勝ったことで次に向けて少し余裕を持ってできるので、そういう意味でも大きいかなと思っています。
--リーグ戦では7試合ぶりの勝利になりました。横浜FMは長い期間勝利から遠ざかるということが普通のことではないと思っています。残念ながらそれが起こってしまっていたんですが、常にみんなが勝利のために戦っていたし、しっかり戦った上で結果が出てとてもうれしいです。
--ご自身の得点は天野 純選手からのクロスでした。彼の質を理解しているからこそ確信を持った動き出しだったように感じます。監督や大島コーチ(大島 秀夫ヘッドコーチ)に普段から口酸っぱく「ニアに走り込め」と言われています。あの場面では純がクロスを上げてくるなと思っていましたし、彼のクロスの質は分かっていましたので、相手よりも先に動き出せば触ることができると思って動き出した結果、ピンポイントで合わせることができました。
--2年連続の20得点に到達しました。素晴らしい数字だと思いますが、ご自身としてはどう受け止めていますか。毎試合毎試合、僕はベストを尽くそうというメンタリティーでピッチに立っています。過密日程ではありますが、そのメンタリティーで試合に臨んでいる結果として、2年連続で20得点を記録することができたのはとてもうれしく思っています。僕のキャリアの中で、リーグだけではなくてすべての公式戦であれば、シーズンでは30得点というのが一番の数字なので、このまま取り続けて横浜FMに貢献できればなと思っています。