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C大阪vsG大阪のマッチレポート・動画(明治安田生命J1リーグ:2023年10月28日)

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明暗クッキリ。C大阪がリーグ戦の“大阪ダービー”で5連勝を飾る


ラスト4試合となった明治安田J1。ヨドコウ桜スタジアムでは、快晴の青空の下、リーグ戦では46度目となる“大阪ダービー”が行われた。

C大阪の先発は前節・広島戦から1人を変更。奥埜 博亮がベンチスタートとなり、J1初先発の柴山 昌也が[4-3-3]のインサイドハーフに入った。

対するG大阪は5人を変更。半田 陸が第20節・京都戦以来となる出場を果たし、ネタ ラヴィイッサム ジェバリもスタメンに名を連ねた。

開始前から両チームのサポーターが激しい応援で選手たちを鼓舞する中で、序盤から攻勢をかけたのはホームのC大阪。7分、GKキム ジンヒョンの精度の高いキックを受けた舩木 翔のクロスにカピシャーバが合わせて最初のチャンスを作ると、8分に先制点を奪う。中央で鳥海 晃司カピシャーバとつなぎ、カピシャーバのスルーパスに抜け出したレオ セアラがGK東口 順昭の位置を見て冷静に決めた。

C大阪は11分にも上門 知樹の高い位置でのボール奪取からチャンス。左サイドをカピシャーバが突破してクロスを上げたが、ここはレオ セアラがシュートを打ち切れない。

ボールを保持し、主導権を握り続けるC大阪は15分にも決定機。右サイドのスローインの流れから、ジョルディ クルークスのパスを受けた柴山がカットインから左足でのシュート。鋭く枠内を捉えたが、東口の好守に防がれ、2点目とはならず。C大阪は守備でもコンパクトな陣形を保ち、前半はG大阪のシュートを1本に抑えた。

厳しい内容の前半を過ごしたG大阪は、ハーフタイムに2人を交代。塚元 大ダワンを投入し、いくつかのポジションで変化も加え、パスをつないで相手陣内に入っていく。61分には、右サイド深くに流れたイッサム ジェバリのクロスに宇佐美 貴史が合わせたが、シュートはクロスバーを越えた。

後半は守備から試合に入ったC大阪も、62分にショートカウンターから決定機。レオ セアラのクロスに毎熊 晟矢が走り込んだが、DFのクリアに遭った。

C大阪の小菊 昭雄監督は71分、最初の選手交代を行う。攻守に躍動感のあるプレーを見せた柴山に代えて、奥埜を投入。システムも上門を2トップに上げる[4-4-2]に変更する。続く75分には、疲れの見えるカピシャーバに代えて進藤 亮佑を投入し、今度はシステムを[5-4-1]に変更した。

C大阪は守備を固めつつ、カウンターから追加点を狙うと、80分、奥埜のパスに抜け出した途中出場の新井 晴樹がサイドを突破し、中に折り返して好機を作るも、ジョルディ クルークスはシュートを打ち切れず、ここは生かせない。

すると後半アディショナルタイム、C大阪にとってヒヤリとする瞬間が訪れる。ゴール前でボールを受けたイッサム ジェバリがペナルティーエリアの外からミドルシュート。枠内に飛んだが、キム ジンヒョンが好セーブで阻止。C大阪が5試合ぶりの勝点3をつかんだ。

逆にG大阪は7戦未勝利となり、リーグ戦における“大阪ダービー”は5連敗。試合後のサポーターの様子も対照的で、明暗がクッキリ分かれた“大阪ダービー”となった。

[ 文:小田 尚史 ]
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