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名古屋vs鹿島の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2023年8月13日)

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今季無敗のホームで鹿島と対峙。名古屋の注目は森島司と前田直輝

明治安田J1は第23節も好カードがめじろ押し。その中でも注目度の高い一戦が、この名古屋対鹿島だろう。

3位・名古屋は前節、国立競技場で28年ぶりとなるホームゲームを実施。新潟を相手にしっかりと1-0で勝ち切って、毎年恒例の一大イベント『鯱の大祭典』のスタートに花を添えた。

それと同時に上位2チームが白星を奪えなかったことで、首位・神戸との勝点差を『2』に詰めることができた。13年ぶりのリーグ優勝へ、否が応にも盛り上がる名古屋だが、今節で勝てなければ元の木阿弥。今季のリーグ戦で負けがないホームで連勝といきたいところだ。

ただ、若干の不安要素がある。この夏、チームの主軸だったマテウス カストロがサウジアラビアリーグに移籍。前節はそのマテウスが抜けたポジションを和泉 竜司が埋め、前半には素晴らしい飛び出しで決勝点をアシストした。しかし、その和泉は31分に負傷交代。今節は欠場が濃厚である。

チームはさらなる代役が必要となった。その候補に挙がるのは2人。広島から加入したばかりの森島 司と、同じくユトレヒト(オランダ)への期限付き移籍から復帰した前田 直輝だ。2人とも代役と表現するのはふさわしくない実力の持ち主だが、森島が出場すればもちろん名古屋でのデビュー戦になる。前田は前節で途中出場しているが、キャスパー ユンカー、永井 謙佑といういまの名古屋の看板FWとは初のセッションとなる。

長谷川 健太監督は新加入選手について、「うまく順応できるかどうかは試合が始まってみないと分からないが、意欲的に取り組んでくれているので、やりながら合わせていきたいと思っています」とコメント。試合に使いながら、お互いの特長を引き出し合うことを選手に求めた。

また、名古屋にとって鹿島戦はリベンジの試合でもある。前回対戦は国立競技場での『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』だったが、0-2というスコア以上に良いところがなく敗れた。

キャプテンの稲垣 祥は「前回対戦は脳裏に焼きついている試合だし、(サポーターの)皆さんもやり返してほしいと願っていると思うので、その期待に応えられるように頑張りたい」とリベンジを誓った。

一方で、5位の鹿島も負けられない試合だ。負ければ名古屋との勝点差は『9』に広がり、勝てば『3』に縮まる。いわゆる“シックスポイントマッチ”である。

鹿島はサマーブレイク後も好調で、前節は開始1分に得点を奪うと、その後も札幌を寄せつけずに3-0で快勝した。

注目はセットプレーだ。鹿島の総得点31のうち、直接を含めて12点をセットプレーから奪っている。名古屋との前回対戦も先制点はセットプレーからだった。たとえ劣勢にあったとしても、セットプレーからの得点は一気に形勢を逆転できる力がある。今節もうまく利用して、試合を優位に進めたい。

お盆休みに行われるこの好カードは、満員の来場者が予想されている。『鯱の大祭典』という大イベントとともに、強度の高い両チームのサッカーをぜひ多くの人に楽しんでもらいたい。

[ 文:斎藤 孝一 ]





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