FC東京vs川崎Ｆの見どころ（明治安田生命Ｊ１リーグ：2022年11月5日）
一覧へ
明治安田生命Ｊ１リーグ 第34節 2022年11月5日（土）14:03KO 味の素スタジアム
試合終了
20前半1
2後半2
9SH4
8CK2
9FK16
3
大注目の舞台。示したい成長、かなえたい目標
まさしくビッグゲームだ。味の素スタジアムで対戦するのは、今季就任したアルベル監督の下でスタイルの変革に取り組み、“ボールを大事にするサッカー”に取り組んできたFC東京と、鬼木 達監督が率いて６年目、クラブ史上初のリーグ３連覇を目指す川崎Ｆ。“多摩川クラシコ”としても大きな話題と注目を集めているこのカードが、優勝が決まるかもしれないシチュエーションで実現するため、より一層の注目を集めている。
ホームのFC東京は前節・名古屋戦に敗れたため、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を得られる可能性がある３位浮上の可能性が消滅してしまった。それでも、この一戦に対するモチベーションは高い。スタイルの変革を謳った今季、開幕戦で対戦した川崎Ｆを相手にどれほど自分たちが成長したかを見せる絶好の機会であり、０－１で敗れたリベンジに燃えている。
今週、選手たちに「このゲームで終わりではないという意味でも、『継続性を持ってやろう』と話した」と明かすアルベル監督は、「今週末の試合は日本の多くのサッカーファンが注目していると思います。その意味でも成長している姿を、どのような方向を目指しているかを多くの人に証明する絶好の機会だと捉えています」と、この一戦の重要性を口にした。
それに続くのは、ルーキーの松木 玖生。前回の川崎Ｆ戦がプロデビュー戦となった背番号44は、「開幕戦ではそこまで自分の特徴を出せていなかったので楽しみ」と再戦を前に不敵な笑みを浮かべ、「普段どおりにやることは絶対に大切。ビッグゲームだからこそ違うことをやり出したら、そのスキを突かれると思う。ベースを築き上げてきた中で自分たちのサッカーができれば勝てる」と頼もしい言葉を並べた。
FC東京からすれば、近年リーグ戦では勝てておらず、成績でも大きな差をつけられているライバルチームに、ホームで優勝の瞬間を迎えさせるわけにはいかない。勝って、プライドを示したい。
一方の川崎Ｆは、大逆転での優勝、そして初の３連覇に向けては勝つしかない状況だ。その上で首位・横浜FMの結果が関係してくる。
10月の初戦となった明治安田Ｊ１第31節・札幌戦で敗れ、首位と勝点８差のどん底に突き落とされてからの３連勝には意地を感じた。そして最終節まで可能性を残した。ここまできたら４連勝を飾り、天命を待つのみ。今季の集大成を歓喜で飾りたい。
また、注目は両チームにカタールＷ杯に臨む日本代表メンバーがいること。FC東京は４大会連続での選出となった長友 佑都が在籍し、川崎Ｆからは谷口 彰悟と山根 視来が初のＷ杯メンバーに選ばれた。日の丸を背負って戦う３人のパフォーマンスは必見。特に今節は左SBに入るであろう長友と、不動の右SB・山根のマッチアップは見ごたえ十分だ。
［ 文：須賀 大輔 ］
ホームのFC東京は前節・名古屋戦に敗れたため、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を得られる可能性がある３位浮上の可能性が消滅してしまった。それでも、この一戦に対するモチベーションは高い。スタイルの変革を謳った今季、開幕戦で対戦した川崎Ｆを相手にどれほど自分たちが成長したかを見せる絶好の機会であり、０－１で敗れたリベンジに燃えている。
今週、選手たちに「このゲームで終わりではないという意味でも、『継続性を持ってやろう』と話した」と明かすアルベル監督は、「今週末の試合は日本の多くのサッカーファンが注目していると思います。その意味でも成長している姿を、どのような方向を目指しているかを多くの人に証明する絶好の機会だと捉えています」と、この一戦の重要性を口にした。
それに続くのは、ルーキーの松木 玖生。前回の川崎Ｆ戦がプロデビュー戦となった背番号44は、「開幕戦ではそこまで自分の特徴を出せていなかったので楽しみ」と再戦を前に不敵な笑みを浮かべ、「普段どおりにやることは絶対に大切。ビッグゲームだからこそ違うことをやり出したら、そのスキを突かれると思う。ベースを築き上げてきた中で自分たちのサッカーができれば勝てる」と頼もしい言葉を並べた。
FC東京からすれば、近年リーグ戦では勝てておらず、成績でも大きな差をつけられているライバルチームに、ホームで優勝の瞬間を迎えさせるわけにはいかない。勝って、プライドを示したい。
一方の川崎Ｆは、大逆転での優勝、そして初の３連覇に向けては勝つしかない状況だ。その上で首位・横浜FMの結果が関係してくる。
10月の初戦となった明治安田Ｊ１第31節・札幌戦で敗れ、首位と勝点８差のどん底に突き落とされてからの３連勝には意地を感じた。そして最終節まで可能性を残した。ここまできたら４連勝を飾り、天命を待つのみ。今季の集大成を歓喜で飾りたい。
また、注目は両チームにカタールＷ杯に臨む日本代表メンバーがいること。FC東京は４大会連続での選出となった長友 佑都が在籍し、川崎Ｆからは谷口 彰悟と山根 視来が初のＷ杯メンバーに選ばれた。日の丸を背負って戦う３人のパフォーマンスは必見。特に今節は左SBに入るであろう長友と、不動の右SB・山根のマッチアップは見ごたえ十分だ。
［ 文：須賀 大輔 ］
