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浦和vs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2022年4月6日)

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巻き返しへの燃料を得たい両者。浦和はACL前最後のホーム戦に

浦和と清水、順位こそ7位と16位と離れているが、勝点差はわずかに『3』。消化した試合数の差を考慮すると、置かれた状況も少し似ている。どちらも“次”の勝利がなかなか手に入っていない。

浦和はリーグ戦5試合目となる明治安田J1第3節・湘南戦でようやくの初勝利。しかし続く第4節・鳥栖戦を落とし、前々節・磐田戦で2勝目を挙げながら、前節は退場者を出した札幌に勝ち切れず。8試合を終えて2勝2分4敗と、上位グループには差をつけられてしまっている。

札幌戦ではダヴィド モーベルグが加入後初先発となり、キャスパー ユンカー、アレクサンダー ショルツとの“北欧トリオ”が初めて揃い踏み。デビュー戦となった磐田戦から2週間を経て、浦和の守備戦術にも組み込まれたダヴィド モーベルグは前線のプレスに加わり、札幌のビルドアップを制限。攻めてもカウンターの起点として推進力を発揮した。キャスパー ユンカーと2人だけでも攻撃を完結できるスピードは今後も大きな武器になるだろう。

ただ、試合は先制点を挙げながらも追加点を奪えず、運動量の落ちてきたキャスパー ユンカーとダヴィド モーベルグを交代してからは攻撃に迫力を欠き、ついには同点に追いつかれてしまった。札幌が退場者を出してからは攻撃時間が増えたが、決定的なチャンスはわずか。

リカルド ロドリゲス監督は試合前に「今年のスケジュールを考えると層の厚さは重要」と語っていたが、この試合ではメンバー交代後は鋭さが失われてしまった。ホームに戻って中3日で迎える清水戦では、ある程度スタメンの変更も予想される中、どれだけチームとしてのクオリティーを保ち、また高めていけるかが1つの焦点となる。

一方の清水も、苦しいシーズンの入りとなっている。開幕戦で札幌に引き分け、第2節では“静岡ダービー”を制して1勝目を挙げるも、その後は4戦未勝利。現在16位とはいえ、残留争いを感じさせるような内容ではないが、早めに上昇のきっかけをつかみたい状況だ。

その意味では、1勝2分と好調のJリーグYBCルヴァンカップがリーグ戦に好影響を与えてきそうだ。昨季途中から加入したベンジャミン コロリがBグループ第3節・広島戦で待望の来日初ゴール。続くリーグ前節・鹿島戦でも先制点を挙げた。2年目を迎えたスイス出身ストライカーがフィニッシャーとして機能してくれば、各ポジションにタレントはそろっているだけに、早晩巻き返しが始まるだろう。

迎え撃つ浦和は、4月15日からのAFCチャンピオンズリーグへ旅立つにあたって最後のホーム戦となる。埼玉スタジアム2002の熱いサポーターたちに快く送り出してもらうためにも、内容と結果が伴った試合を披露したいところだ。

[ 文:沖永 雄一郎 ]





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