清水vs横浜FMの見どころ(明治安田生命J1リーグ:2021年8月9日)
一覧へ明治安田生命J1リーグ 第23節 2021年8月9日(月)18:03KO IAIスタジアム日本平
試合終了
21前半1
1後半1
7SH23
2CK11
12FK14
2
-
4'片山 瑛一
60'西澤 健太 -
39'マルコス ジュニオール
47'エウベル
清水の注目は新加入の松岡大起。絶好調の横浜FMを迎撃
清水はこの夏、大きく変化している。FCチューリッヒ(スイス)からコソボ代表歴を持つベンジャミン コロリ、フラメンゴ(ブラジル)からホナウド、そして鳥栖から松岡 大起を獲得した。中断期間前最後の一戦となった明治安田J1第18節・川崎F戦に出場している井林 章を合わせると、4人の選手が新たに加わったことになる。このうちベンジャミン コロリとホナウドはJリーグが一括管理する14日間の待機期間を経て8日に合流。選手登録が済んでいないため、今節は出場できない。ただ、松岡には十分に出場の可能性がある。今季は鳥栖で22試合中21試合に先発。試合勘、コンディション面でもまったく問題はない。あとはロティーナ監督の戦術をどれだけ理解するかというところだけだろう。
清水の直近のゲームは川崎F戦。17分に先制されると、50分に追加点を許す苦しい展開。清水は交代選手が流れを変えてチャンスを作る場面もあったが、1点が遠く5試合ぶりの敗戦を喫した。
試合後にロティーナ監督が「たくさんの部分を修正しなければいけない」と話したように、中断期間中はオフを挟みながら厳しい練習を続け、“ロティーナサッカー”を追求している。徐々にケガ人が戻ってきており、戦う準備は整ってきている。横浜FMにはJリーグYBCルヴァンカップで1-5と大敗し、そのすぐあとに行われたリーグ戦は5バックで挑み、1-1で終盤まで進んだが、89分にレオ セアラに決められて勝点を失った。清水は横浜FMにリベンジするとともに、再開後の好スタートを切りたい。
横浜FMはすでに中断期間を終えてリーグ戦を戦っている。6日に行われた第6節・G大阪戦はケヴィン マスカット監督の初陣となった。今夏補強した杉本 健勇、宮市 亮はともにベンチスタート。32分、エウベルの強烈なミドルシュートで先制、48分にゴール前のこぼれ球を拾ったマルコス ジュニオールが押し込んで追加点。レアンドロ ペレイラにPKを決められるが、74分に水沼 宏太のゴールで突き放し、終了間際の失点も勝敗には影響しなかった。横浜FMは7連勝で清水に乗り込むことになる。
この試合はイベントが盛りだくさん。『清水みなと祭りコラボ企画』として、選手たちは『清水みなと祭り』コラボレーションデザインのLIMITEDユニフォームを着用することになるほか、港かっぽれ、次郎長道中による踊りや口上披露が予定されている。またマッチデーパートナーであるタイカ社協賛の『カンボジア製トートバッグ』が来場者全員にプレゼントされる。さらに静岡市およびベルテックス静岡との連係事業として、来場先着5,000名に『WE LOVE SHIZUOKAスポーツタオル』もプレゼントされる。なお今回、緊急事態宣言が発令されているなどの影響もあり、IAIスタジアム日本平のビジター席は用意されていない。
[ 文:田中 芳樹 ]