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清水vsFC東京の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2021年5月26日)

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9戦勝ちなしが続く清水。まずは簡単な失点を防ぎたい

ホームの清水は前節、札幌と対戦した。[3-4-3]というフォーメーションで臨んだ前半は0-0で終えたが、51分に先制点を決められると、その4分後にはCKのこぼれ球を金子 拓郎に決められて一気に2点のビハインドを負う。終盤、ドリブルでゴールへ向かった指宿 洋史がキム ミンテに後ろから倒され、キム ミンテは退場。PKかと思われたが、VARの結果ペナルティーエリアの外と判定されてFKに。指宿が直接狙うが決めることができず、完封負けを喫した。

これで9戦勝ちなし。今節で勝利を挙げることができなければ、クラブワーストに並ぶ10戦未勝利になってしまう。そうならないためにも、まずは簡単な失点を防ぎたいところだ。清水は今季完封試合が2試合しかなく、権田 修一は「リーグで無失点の試合がほとんどないので、そこには責任を感じている。どういう状況であれ、ゴールを守るために試合に出ている」と悔しさを隠せない。また、権田としては古巣対決となる。「毎試合勝つ気でやっているし、勝つために最善を尽くしている。次は古巣ということもあるが、エスパルスの一員として絶対に負けられない試合であることを肝に銘じて戦いたい」と闘志を燃やしている。

その清水にとって、FC東京は苦手としている相手でもある。FC東京には現在4連敗中だ。昨季の開幕戦はティーラシン デーンダーのゴールで先制に成功するも、ディエゴ オリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロとブラジル国籍選手たちに立て続けにゴールを決められ、逆転負けという悔しい試合だった。さらに清水は、リーグ戦におけるFC東京とのホームゲームでは2008年を最後に勝てていないため、今節は13年ぶりのホーム戦勝利を目指すことになる。

一方のFC東京は、明治安田J1第9節・川崎F戦から第13節・鹿島戦まで悪夢の5連敗を喫していたが、ここにきて調子を上げている。前節はG大阪と対戦した。試合は開始直後に動く。右サイドでボールを回すと、内田 宅哉のクロスにディエゴ オリヴェイラが合わせて先制に成功。その後は決定機を迎えるが、決め切れない。かといって大きなピンチもなく、試合は1-0で終了。2連勝で今節を迎える。

G大阪戦後、長谷川 健太監督は「追加点を取れれば何も言うことのない試合展開だったと思いますが、われわれにとっては非常に大きな試合展開だったと思います」と語った。昨季は“ウノゼロ”の勝利が実に9試合もあったが、今季はこれが初。FC東京らしさが戻ってきた印象だ。

また、決勝点を決めたディエゴ オリヴェイラは2試合連続ゴールとなっている。5連敗中には1ゴールも決められておらず、今季勝利した6試合中5試合でゴールを決めていることを考えると、彼の出来が今節の行方を左右すると言ってもよいだろう。FC東京は今季初の3連勝を狙ってIAIスタジアム日本平に乗り込むことになる。

[ 文:田中 芳樹 ]





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