清水vs徳島の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2021年4月4日)
一覧へ明治安田生命J1リーグ 第7節 2021年4月4日(日)14:03KO IAIスタジアム日本平
試合終了
00前半1
0後半2
8SH7
6CK5
11FK13
3
あの日以来の対戦。清水が手にしたいホームでの勝利
清水は公式戦2連勝と勢いに乗って今節を迎える。清水の直近の試合はJリーグYBCルヴァンカップDグループ第2節・仙台戦。70分、鈴木 唯人がハーフウェーライン付近からドリブルでカウンターを仕掛け、そのまま自らシュートを放ってゴールに決めた。鈴木 唯人のプロ初ゴールが決勝点となり、カップ戦での今季初勝利を飾った。
また、試合後にロティーナ監督が「守備に関しては試合を通してチャンスを作らせなかったと思う」と話していたように、ルヴァンカップでは2試合連続の無失点となった。リーグ戦でも完封勝利を達成したいところだ。
清水はこれまでホームでリーグ戦2試合を行い、まだ勝利がない。金子が「アウェイが続いていたので、ホームで試合がしたい、ホームで勝ちたいとみんな思っている。良いパフォーマンスを見せて、必ず勝点3を取りたい」と言うように、ホームでの勝利を選手たちも渇望している。IAIスタジアム日本平のサポーターに、新しく生まれ変わったサッカーで相手を圧倒する姿を見せたい。
一方の徳島は前節、ホームに横浜FCを迎えた。42分、岸本 武流のクロスがオウンゴールを誘発して先制に成功。後半に入って、CKから袴田 裕太郎にゴールを決められて同点に追いつかれるが、73分にカウンターからGKと1対1になった宮代 大聖がループシュートを決めて勝ち越し。J1復帰後初勝利を挙げた。決勝点をアシストした渡井 理己は、「本当にチームとして勝利を欲していました。J1相手に難しいゲームばかりで、相手に主導権を握られる試合も多かったですが、素直に勝てたことが本当にうれしいです」と喜びを表現している。その渡井は静岡県出身で、静岡学園では10番を背負うなど、静岡県民にもなじみの深い選手だ。地元でのJ1初の試合となり、その活躍にも期待がかかっている。
徳島としても、前節の勝利が悲願のJ1ホーム初勝利となった。2014年の初昇格時には、ホームで0勝4分13敗となり、J2に降格した。その呪縛から解かれたチームがアイスタに乗り込んで、リーグ連勝を狙う。
[ 文:田中 芳樹 ]