G大阪vs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2019年7月13日)
一覧へ明治安田生命J1リーグ 第19節 2019年7月13日(土)19:04KO パナソニック スタジアム 吹田
- 88'矢島 慎也
勝点差は『2』。浮上を懸けて、互いに勝利は譲れない一戦
・前節は首位・FC東京に敗れたG大阪だが、宮本恒靖監督の下で積み上げたスタイルに疑いはない
・“清水キラー”のファン・ウィジョと“ガンバキラー”のドウグラス。両ストライカーに注目
・前回対戦はG大阪が勝利を奪ったが、宮本監督は「あのときの清水といまは違う」と警戒
下位も混戦模様に突入した感がある明治安田J1。前節、7試合ぶりに黒星を喫したG大阪が仕切り直しの一戦で迎え撃つのが清水である。
G大阪は前節、鬼門としているアウェイのFC東京戦で先手をとりながらも痛恨の逆転負け。このところ安定感を見せていた守備陣が3失点を献上した。
ただ、選手たちはチームが歩んでいる道に疑いを持ってはいない。「前節は負けたけど、自分たちがやってきたことが否定されるものではない。次の清水戦は近い順位の相手でもあるし、しっかりと勝ち切りたい」と話すのはアデミウソンだ。
ホームでは特に相性が良い清水ではあるが、宮本 恒靖監督は「順位も近いし、相手には好調な2トップもいる。前節は3失点しているので、まずは良い守備をしたい」と気を引きしめている。
FC東京に敗れるまでは6試合負けがなく、失点はわずかに『2』。安定した守備が巻き返しのベースだったG大阪だけに、清水戦では古巣との対戦に燃える三浦 弦太らの奮起は不可欠になりそうだ。
そんなG大阪が警戒すべきはやはり、“ガンバキラー”のドウグラスだろう。広島時代からG大阪に対して相性が良いドウグラスは、5月8日のJリーグYBCルヴァンカップDグループ第5節でも直接FKを叩き込んでいる。ドウグラスだけでなく、北川 航也も苦手としているG大阪だが、前節・神戸戦でそれぞれゴールを奪っている清水の2トップ封じは試合のポイントになりそうだ。
一方、G大阪も心強い男がピッチの最前線に立つ。エース・ファン ウィジョは“磐田キラー”として知られるが、実は清水に対しても抜群の勝負強さを見せてきた。清水との直近のリーグ戦3試合ではすべてゴールを奪っている。FC東京戦では不発に終わり、まだ完全復調には程遠い韓国籍ストライカーだが、やはりG大阪にとっては心強い存在だ。また、売り出し中の食野 亮太郎も清水戦ではゴールに飢える1人。湘南戦では劇的な決勝ゴールを叩き出しているが、練習中からもモチベーションの高さを見せている。
G大阪同様、復調傾向にある清水も直近の7試合で敗れたのはわずかに1回。ヤン ヨンソン監督が率いていた当時の第2節では2-4でG大阪にねじ伏せられているが、チーム状況は一変している。宮本監督も「あのときの清水といまは違う。エウシーニョやヘナト アウグストら核になる選手がいまはいる」と警戒感を隠さない。
堅守をベースに勝負強い戦い方で巻き返してきたG大阪と、ドウグラスを中心に打ち合いながらも勝ち切ってきた清水。過去の対戦成績だけを見ればG大阪が圧倒的に優位ではあるが、がっぷり四つの好ゲームが期待できそうだ。
「ちょっと連敗するとすぐに下位に落ちてしまう。ただ、連勝したら上にも行ける」と倉田 秋が口にした言葉は両チームに共通して言えることである。12位の清水と14位のG大阪だが勝点差はわずかに『2』。互いに勝点は譲れない一戦となる。
[ 文:下薗 昌記 ]