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清水vs仙台の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2019年5月25日)

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勝点差1の下位直接対決。浮上の契機をつかむのは

見どころを要約すると・・・

・清水はルヴァンカップで篠田善之監督体制初勝利。堅固な守備が戻りつつあることは大きい
・仙台はルヴァンカップグループステージを首位通過。良い流れをリーグ戦につなげたい
・下位に沈む両者の直接対決。“シックスポイントゲーム”を制するのはどちらか

清水は明治安田J1第11節・川崎F戦後にヤン ヨンソン監督が退任。篠田 善之監督が就任して、最も変わったのは選手たちの気持ちがプレーに表れるようになったことだろう。直近の公式戦である22日のJリーグYBCルヴァンカップDグループ第6節は、“静岡ダービー”だった。直近のリーグ戦から立田 悠悟を除く全選手を入れ替えて臨んだが、ここでチャンスをつかんだ若手が躍動した。前半こそ慎重な入りだったが、62分に鄭 大世がペナルティーエリア内で粘って中央に折り返す。西澤 健太が華麗なターンを見せてシュート。クロスバーに直撃したこぼれ球を髙橋 大悟が利き足とは逆の右足で叩き込んだ。77分には西村 恭史のクロスに鄭 大世が競ったボールを、ファーで中村 慶太が拾う。相手DFが食いつくのを待って切り返し、ゴール前に速いボールを入れると、オウンゴールを誘発した。小川 航基のシュートが2本ポストに当たるなど運もあったが、最後まで守り抜いて今季のダービーは3連勝。篠田監督にとっては清水初勝利になった。

前節・大分戦から指揮を執る篠田監督は、球際とハードワークを選手たちに要求。就任からそれほど時間は経っていないが、その考えはすでに浸透している。大分戦では勝利を得ることができなかったが、大量失点に苦しんでいた守備陣も最少失点に抑えた。また、メンバーは替わったが、ルヴァンカップでも無失点に抑えている。前監督が築いていた堅固な守備が戻ってきているようだ。

一方の仙台は、ルヴァンカップBグループを首位通過となった。最終戦までに突破を決めていた仙台は、J2の柏と対戦した。リーグ戦からメンバーを替えて挑んだ仙台。序盤から守備が安定せず、柏にシュートを打たれる展開。ポストに助けられたりもしたが、川浪 吾郎を中心になんとかしのいでいた。しかし26分だった。川浪のパスを杉井 颯にカットされると、このこぼれ球を瀬川 祐輔にドリブルで持ち込まれ、切り返しからゴールに突き刺された。先制を許す展開になったが、後半になって仙台がようやくチャンスをつかむ。79分にはGKからボールを受けた平岡 康裕が左サイド前方に大きくボールを入れると、道渕 諒平が抜け出してゴール前に折り返す。ニアでジャーメイン 良がつぶれて田中 渉が詰めた。試合はこのまま終了。仙台は無敗でグループステージを終えることになった。

とはいえ、リーグ戦では苦境が続いている。仙台はここまで3勝1分8敗。開幕戦こそ浦和と引き分けたが、それ以降に引き分けがなく、地道に勝点を積み上げることができていない。この試合では最低でも勝点を獲得したいところだ。

成績の上がらない両チームの対戦。この直接対決では、勝点3が勝点6にも値することになる。勝てば下位から脱出できる可能性もあるが、負ければさらに深い闇に飛び込むことになる。リーグ戦では清水が仙台に対して7戦勝っていない。その流れを断ち切るのか、それとも続くのか。熱い下位対決になる。

[ 文:田中 芳樹 ]





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